海を見下ろす豪華なスイート、街の真ん中にあるブティックホテル、フルサービスに癒されるリゾート、あるいは星空に抱かれた静かなキャンプサイト……。どんなスタイルをお望みでも、カリフォルニアなら完璧な宿泊が楽しめます。 主要なホテルチェーンであれば、カリフォルニアのほとんどすべてのスポットに展開している施設を予約できるのでとても便利。石と木で作られた美しいマウンテンロッジや、ゴールドラッシュの時代の姿に再建されたホテル、小ぢんまりとした快適な旅館、そして世界に一つしかない超スペシャルなリトリートなど、カリフォルニアならではの特別な宿泊体験もおすすめです。 あるいは、テントと寝袋だけで忘れがたき滞在を約束する広大な自然公園もたくさんあります。キャンプファイアにマシュマロをかざして語らう一夜は格別です。 (予約をしていった方が無難です。)
カリフォルニア・ウェルカム・センターと地域の観光機関では、リゾート、ホテル、モーテルなど、あらゆる種類の宿泊に関して、おすすめの提案を行っています。
ホテル&モーテル
ホテルとモーテルは、数多くのバケーションで誰もが信頼を寄せる宿泊の標準ともいえるチョイス。安全、清潔、そして快適にお休みになれる居住空間を提供しています。 カリフォルニアでは特に重要な役割を担っています。 モーテルのルーツが1920年代のカリフォルニアであることは、その何よりの証拠です。 有名チェーンは州内のいたるところに展開しており、大都市部や観光アトラクションの近くなどでは、必ず施設が見つかります。 ブティックホテルは、より親密で豪華なスタイルの環境を旅行者に提供しています。 田園地帯では、個人経営のロッジを選ぶのもおすすめ。歴史的な建物を利用している宿も少なくありません。
ベッド&ブレックファスト
カリフォルニアには数百軒以上ものベッド&ブレックファスト(朝食付きの簡易宿泊施設、通称B&B)があります。由緒ある屋敷や歴史的なホテルを利用したものはもちろん、家族経営の(そしてファミリー大歓迎の)農場や牧場、ブドウ園などが設けるケースも最近では増えています。 その地域独特の雰囲気が楽しめるだけでなく、旅行の耳より情報などを喜んで教えてくれる主人のもてなしもB&Bならでは。 もちろん宿泊は、特色ある朝食付き。焼きたてのスコーン、新鮮な卵料理、庭から摘んだストロベリーなど、手作りの美味しさを想像してみてください。 州内のあちこちに約200のB&Bを予約するには、カリフォルニア・ブティック&ブレックファスト・イン協会(CABBI)で情報を得るのがベストです。
リゾート
カリフォルニアでも特徴あるエリア、たとえば砂漠地帯、小さな海岸沿いの街、山間部のリゾートタウンなどでは、有名な5つ星のリトリートがあるところも少なくありません。数多くのゴルフのチャンピオンコースやテニスの施設、ゴージャスなプール、高名なレストラン、エレガントなスパなどを備えた施設が自慢です(これらの施設は多くの場合、ビジターも利用できます)。 またカリフォルニアが誇るワインの産地にも、とても贅沢なリトリートがあります。ロマンティックな景観の中で、農場の食材を使った比類なき料理を、極上のワインセレクションとともに堪能できます。 これらのリゾートでは、ポップコーンをつまみながら映画を楽しむ夕べなど、子供向けに特別なアクティビティを用意しているところも少なくありません。子供が遊んでいる間、親は自分たちの時間を安心して過ごすことができます。 ウェディングや同窓会などには、イベントスペースと特別なケータリングサービスの予約も可能。 州内の有名リゾートについては、カリフォルニア・ウェルカム・センターや地域の観光機関にお問い合わせください。
キャンプ
松の香りに包まれたキャンプ場、満天の星空の下にしつらえるテント。高山の湖水、砂漠のオアシス、爽快な海岸線に抱かれて過ごすひとときは格別です。カリフォルニアでは、まさにキャンプの醍醐味が堪能できます。 「本格的なキャンプ」が苦手なら、「グランピング」と呼ばれる豪奢なキャンプはいかがでしょう。アウトドアながら、設備が完全に整ったテントや味わい深いキャビン、あるいはモンゴル風の円形テントで、快適なキャンプを体験できます。
また、備品などが整えられたRVをレンタルするオプションも楽しいもの。RVに関する制限事項は、各キャンプ場に事前にお問い合わせください。
カリフォルニアの懐深い大自然の中にどっぷりと浸かりたいなら、バックパッキングに挑戦するのも一つの手です。ただし出発前に必ず許可を得ることを忘れないでください(許可に関する要件は、各場所でご確認ください)。
州立公園と国立公園の多くがキャンプを許可しています。 一方で、ヨセミテやセコイア・キングスキャニオンなど、人気の高い公園では、数か月前にキャンプ場が一杯になってしまうことがよくあります。できるだけ早い時期に予約してください。 土地管理局や米国森林局、米国魚類野生生物局が運営する国有地にも、数千張り分のキャンプ場が用意されています。夏の間でも意外と空いている穴場も珍しくありません。 州全域に多くの素晴らしい私有キャンプ場もあります。