シーワールド・サンディエゴに足を踏み入れた途端、海辺とその先に広がる豊かな海を体感できるでしょう。まずは入口に近いエクスプローラーズ・リーフから始めましょう。大きな波の彫刻の下をくぐり抜けると、サンゴ礁で彩られた水際の世界が待っています。 囲むように配置されたタッチプールでは、イヌザメ(危険はないのでご安心を)や、カリフォルニア・アカエイ、その他の生き物たちに触れてみましょう。4,000匹のドクターフィッシュがいる水槽に手を入れて、子供の小指ほどの大きさの魚に肌をつつかれる風変わりな体験をしてみませんか。
もう少しパークの奥に進みましょう。多種多様な水族館と、ドルフィンポイントやシーライオンポイントなど海の生き物を間近で見られる展示があります。100万リットルの水槽のシャーク・エンカウンターでは水中へ。とは言っても、約17メートルのアクリル製の水中トンネルを歩くのでご安心ください。シロワニやウチワシュモクザメ、カマストガリザメ、ネムリブカなどのサメの生態を間近で観察できます。その近くのタートルリーフは絶滅危惧種のアカウミガメやタイマイ、アオウミガメの住みかです。また、何千という熱帯魚たちも住んでいます。(タッチスクリーンのタートル・リンクゲームで、ウミガメの追跡やシーワールドの救助活動について学んでみましょう)。
一番人気の可愛い生き物のコーナーが、オッター・アウトルックです。こちらはカリフォルニアラッコの展示で、モントレーベイ水族館との提携によって実現しました。毎日行われるプレゼンテーションの時間をチェックして絶滅危惧種であるラッコについて学びましょう。ペンギンエンカウンターもお見逃しなく。南極と亜南極を代表する、300羽近くのタキシードに身を包んだような可愛らしいペンギン(ジェンツーペンギン、マカロニペンギン、皇帝ペンギンなど)がお待ちしています。
珍しい生き物を見たいならオーシャン・エクスプローラーのエリアへ。2017年にオープンした展示で、素早く色を変えるミズダコや恐ろしげなウツボ、タカアシガニ(カニ類では最大)などがいます。オルカ・エンカウンターの近くのレスキュープラザに立ち寄って、シーワールド・アニマル・レスキューおよびリハビリテーション・プログラムについて学びましょう。このプログラムでは長年にわたり1万7千以上の動物が救助されています。そのほとんどがアシカやアザラシ、海鳥で、救助の後、回復したら野生に返すことを目的としています。 ABCテレビのエミー賞受賞番組『シーレスキュー』はここサンディエゴで撮影されたものが多く、ミッションベイ・シアターではそのうちのいくつかのエピソードを上映しています。