オレンジカウンティの街ラグナビーチは、極上にラグジュアリーなビーチタウン、そして本格的なアーティストのコミュニティという2つの顔を持っています。
ラグナビーチのアートシーンは、この地域の岸壁が無声映画の監督たちに人気のロケーションとなった20世紀初頭から始まりました。現在では、クッシュ・ファイン・アート、ヴァーガ・ギャラリー、ラグナ・アート・ラウンジなど数々のギャラリーがダウンタウンに点在しています。近隣にあるガラス張りのラグナ美術館は、カリフォルニア在住アーティストの作品や、カリフォルニアでの生活を表現した作品を展示しています。毎年夏には、人気のアートフェスティバルも多数開催。ソウダスト・アート&クラフト・フェスティバルでは、地元アーティストによる写真、ジュエリー、サーフィンアート、手吹きガラスなどの作品を屋外で展示し、フェスティバル・オブ・アート・ペイジェント・オブ・マスターズでは有名な傑作絵画へのオマージュとして、俳優がそれぞれの絵画と同じポーズを取るタブローヴィヴァン(活人画)を上演します。
しかし、この街の美しさは人工のものではありません。9.7キロメートル続くフリルのようなラグナの海岸線では、ロマンティックな入り江、手つかずの岸壁、この地ならではの様々な体験を楽しむことができます。中心街からすぐのメインビーチでは、ザ・グリーターを見つけましょう。長年に渡って訪れる観光客に自ら歓迎の挨拶をしていた地元の男性を記念する像です。街を離れてみるなら、サウザンド・ステップス・ビーチの圧倒的な階段を歩いたり、クリスタルコーブ州立公園の岸壁をハイキングしたり、ビクトリアビーチにあるお城のような建物ラ・トゥールを観に行くのもお勧めです。
アルタ・ラグナ・パークから始まる、その名もトップ・オブ・ザ・ワールドハイキングコース沿いで絶景に出会えます。夏から秋までは、巨大なシロナガスクジラ、ナガスクジラ、ミンククジラが見えるかもしれません。デイヴィーズ・ロッカーが運営するツアーでは、この海の巨人たちを間近に見ることができます。
オーシャンフロントのリゾートに宿泊し、ラグナのラグジュアリーを満喫するのも最高です。モンタージュ・ラグナビーチでは、アーツ・アンド・クラフツの建築物、1,858平方メートルのスパ、海を見下ろす澄み切った青いプールをお楽しみいただけます。おしゃれでコンテンポラリーなサーフ&サンド・リゾートでは、全167室がすべて海が見える部屋となっています。ハイウェイ1号線の向かいにあるザ・ランチ・アット・ラグナビーチは、古き良きリゾート(金曜日の裸足のゴルフなど)をモダンなイメージに生まれ変わらせ、カリフォルニアのホテルでは唯一ナショナルジオグラフィック誌による「世界のユニークなロッジ」の一つに選ばれました。
一方で、この街で一番素晴らしい見どころの一つは嬉しいことに無料です。太平洋海洋哺乳類センターを是非訪ねてみてください。ここでは、傷ついたアザラシやアシカを地域のビーチから救出し、回復させてから自然に返しています。ご家族向けの小さなセンターで、同種の施設としてはカリフォルニアで最初のもので、1970年代にオープンしました。