ロサンゼルス発祥の地として知られるオルベラストリート。通りそのものは、ロサンゼルスに受け継がれるメキシコの伝統を祝福するために1930年に設立されました。幅の狭い通りと脇道に立ち並ぶ19世紀の建物には、伝統料理のレストランや民俗工芸品のお店などが入っています。オルベラストリートは、本場のメキシコの市場に漂うロマンスを髣髴とさせるエリア。正確には、街の古い建築群や1815年広場などとともに、エルプエブロ・デ・ロサンゼルス州立歴史公園の一部を成しています。大きなギターをかき鳴らすマリアッチのリズムと、新鮮なトルティアや熱々のチュロスの香りが鼻をくすぐるエキゾチックな時間が流れています。祝日のオルベラストリートは、ひときわ華やぎます。特に、秋のディア・デ・ロス・ムエルトス(スペイン語で「死者の日」という意味ですが、彩りに満ちた祝日です)や、クリスマスの時期に9晩連続して行われるキャンドル行進のラスポサダスなどは必見です。モニュメント巡りには、ガイドによるツアーが利用できるほか、オルベラストリートのアメリカトロピカル・インタープリティブセンターでは、メキシコを代表するアーティストであるダビッド・アルファロ・シケイロスの手によるフレスコ壁画の修復された一部を見ることができます。
オルベラストリート
オルベラストリート
L.A.の歴史が始まったこの場所で、メキシコから受け継ぐ遺産を学ぶ