州間高速道路15号線、40号線を飛ばし、パームスプリングスの北端およそ241キロメートルまで行くモハベ国立自然保護区は、一見、何もない荒涼とした場所に見えるかもしれません。しかし、よく見ると、そこには水が形作る渓谷、太古の溶岩流、巨大砂丘、砂漠の地平線に届きそうなジョシュアツリーの森など、自然保護区の素晴らしさで溢れています。
まずは、改修されたケルソデポ(1924年に開業したスペイン修道会スタイルの鉄道駅)内にある自然保護区の素晴らしいビジターセンターへ。ここで地図と情報を仕入れてから、自然保護区の見どころを訪ねましょう。カリフォルニア州で2番目に大きい砂丘系、ケルソ砂丘の近くには、大人気の日没・日の出スポットがあります。これらの砂丘は、72平方キロメートルの範囲に広がり、高さは183メートルを超えます。そして春になると、野生の花々が砂上を彩ります。最も高い砂丘に登って、一面に広がる素晴らしい砂漠の眺めを堪能しましょう。
人気のハイキング(さらに思い出に残るエクササイズ)をもう一つ。世界一のジョシュアツリー密生地であり、ほぼ完璧に左右対称を成すシーマドームの中で、最も高い1,754メートルのチュートニアピークを目指す往復5キロメートルの道のりです。飲料水を十分に用意し、日中の気温が高い時間は避けましょう。さらなる砂漠のアドベンチャーを求めるなら、ホールインザウォールまたはミッドヒルズのキャンプ場がおすすめです。