ここに集められた、ちょっと変わったトレーラーやキャンピングカーは、宿泊客のニーズに合うようさま ざまに飾り立てられ、見るからにユニークです。たとえば、西部劇をテーマにした「ザ・パイオニア」は丸太小屋風トレーラーで、カウボーイ柄のカーテンが付いています。「ザ・フィフィ」は、ニューオーリンズのカツラ店のオーナーがデザインしました。1番の新参者、サーカススタイルのワゴン「ザ・ピーウィー」は、1988年の映画「ビッグトップ・ピーウィー」の小道具に使われたものです。(このトレーラーには、ピーウィーの恋の相手が住んでいました。)
田舎の隠れ家というよりは、楽しむのが好きな生活共同体といったほうがふさわしく、ここには芸術肌の人たちが出会いや交流を求めて集まってきます。トレーラーのお隣さんたちと一緒に人工芝に集い、冷えたビールを楽しんだり囲炉裏でマシュマロを焼いたりすることになるかもしれません。ヒックスビルといえば、すべてを共有することに尽きます。共同のお手洗いから太陽熱による海水の温水プール(3月〜11月までオープン)、そして屋上のホットタブもすべてシェアします。砂漠で一人静かに過ごせる場所を探している人は、他を当たったほうがよいでしょう。
ゲーム好きには、ヒックスビルは地上の楽園かもしれません。ミニゴルフ、アーチェリー、卓球、ダーツ、馬蹄投げ、コインの要らないジュークボックスなどがあります。犬も大歓迎です。フォートドッグにある犬専用の特製プールで泳いで遊ぶことができます。