ビショップには、とにかくアウトドアアクティビティがあふれています。オーウェンズバレーの北端に位置し、シエラでも最もドラマチックなハイカントリーへのアクセスをいくつか持つこのビショップは、まさに「広大な裏庭に抱かれた小さな街」。抜けるような青空の下に集うハイカーや登山者、マウンテンバイカー、そして釣り人たちの天国です。アラスカを除くアメリカ本土では最も高い、標高14,505フィート(4,421m)を誇るホイットニー山を初めとする数々の秀峰には、無数の冒険スポットが秘められています。ビショップの南西に車で約30分の場所にあるアルパインの秘宝、サブリナ湖などは、その代表格です。(野鳥ファンへのノート: サブリナ湖は、雪ウズラ(正式名はオジロライチョウ)を観察するのに絶好の場所です)。
冬の雪が解けると、ビショップは、ジョン・ミューアおよびアンセル・アダムス自然保護区域へとバックパッキングに繰り出すハイカーの基地として賑わいます(訪れる地域によっては、インヨー国有林が発行する許可証が必要になります。許可証と案内事項やトレイルマップは、ノースメインストリートにあるホワイトマウンテン・レンジャーステーションで入手できます)。また、感動的なアドベンチャーを体験するなら、ホワイトマウンテンの山脈エリアも見逃せません。特に、古代のブリストル松林に覆われた地形が特長の東側と火山性台地から成る北側はドラマチックです。
ビショップの街の中にも、見所がたくさん。マウンテンライトギャラリーでは、世界有数のアルパイン写真家として名高い、今は亡きゲーラン・ローエルの作品を観賞することができます。焼きたてのパンやスカンジナビアのお菓子が味わえるエリック・シャットのパン屋にも、忘れずに立ち寄ってください。また、ダウンタウンの建物には、インヨー郡の歴史を物語る20以上のカラフルな壁画が描かれていますので、お見逃しなく。街を去る前には、マホガニー・スモークトミートで、ヘラジカやバッファローなど、珍しい動物のジャーキー肉をまとめて買っておきましょう。