急成長を続けるセントラルバレー南部の都市ベーカーズフィールドは、嬉しい驚きに満ちています。かつては石油と農業で知られていたベーカーズフィールドですが、今ではアート、文化、スポーツなどでセントラルバレーを代表する都市に変貌を遂げています。もちろん、この地域の興味深い歴史を垣間見ることもできます。一度は訪れたい興味深い史跡の一つは、街の72キロメートル北にあるカーネルアレンズワース州立歴史公園です。アフリカ系アメリカ人のグループが外の世界の悪影響から離れたユートピア的社会を作り出そうとした、1900年代初期のコミュニティの跡地で、カリフォルニアの歴史の中でも珍しい出来事を見事に展示しています。再建された学校の建物や教会など、さまざまな建築物を訪れてみてください。
急いで先に進み、今度はベーカーズフィールドの新しい見どころをチェックしてみましょう。ギャラリーがいっぱいのアーツ地区には1930年に開業したフォックスシアターがあり、ポップミュージックからバレエまで、さまざまな公演が行われています。街にはもう一つ、バックオーウェンズ・クリスタルパレスもあり、この地域の特徴的な音楽であるベーカーズフィールドサウンド(弦をビーンと鳴らすカントリーウェスタン音楽)を聴くことができます。ベーカーズフィールドには、1世紀の歴史を持つノリエガズなどバスク料理レストランが全米で最も集中しており、この地域のバスク人の豊かな歴史をしのばせます(スペインとフランスのピレネー山脈からの移民が、1800年代後半にここに定住して羊牧場を運営しました)。近くのテハチャピ山地は野の花で覆われ、春には州でも有数の美しく咲き誇る花々の風景が広がります。