渡航に関する最新情報:カリフォルニアにおける新型コロナウイルスの状況
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花崗岩の岩山、滝、高地の草原――ご存じの通り、ヨセミテには大きな感動を与えてくれる絶景スポットがたくさんあります。しかし、あまり知られてはいませんが、カリフォルニアのこの素晴らしい国立公園に行く途中にも楽しめる見どころやアクティビティがたくさんあります。ヨセミテに行く主な4つのルート上には、ゴールドラッシュの歴史、雄大な高地の景色、穴場のワインカントリー、魅力的なカントリータウン(驚くほどおしゃれなレストランやショップがある街もあります)など、立ち寄る価値があるスポットが点在しています。公園に近い街の多くには宿泊施設があり、歴史あるカントリースタイルの小さなホテルやB&Bから混雑のないキャンプ場まで、様々なスタイルから選べます。
これらのハイウェイは、サンフランシスコ・ベイエリアとサクラメントからアクセスする最短ルートです。ハイウェイ49号線でゴールドカントリーを通ると、歴史あるマザーロードの街、ソノマに到着します。ダイアモンドバック・グリルでは、石壁造りのゴールドラッシュ時代の建物内で、ニューアメリカン料理が味わえます。近くのコロンビア州立歴史公園では、砂金採りを体験してサルサパリラを飲んでみましょう。もっと歴史を楽しみたい方は、ジェームスタウンのレイルタウン1897州立歴史公園で、昔懐かしい蒸気機関車に乗るのもおすすめです。
ハイウェイ120号線は、夏から秋にフィッシングが楽しめるドンペドロ貯水池沿いを通り、高山の街グローブランドに向かってゆっくり上っていきます。かつて郵便局だった建物を使用して1896年から営業を続けているアイアンドア・サルーンで、ビスケットとグレービーを堪能しましょう。かつてギャンブル場兼レンジャーの駐在所だったザ・グローブランドホテルでは、ビクトリア様式の客室でくつろぎましょう。ホテル内のザ・セラードアでは、カリフォルニア料理が味わえます。おとぎの国のようなマウンテンセージ・ナーサリーにも足を踏み入れてみましょう。自然庭園の周りをハチドリが羽ばたき、ライブ演奏やカフェも用意されています。
標高3,031メートルのタイオガパスを通ってヨセミテ国立公園へ行く際には、イースタンシエラに向かいましょう。ハイウェイはかなり標高が高いエリアを通るので、冬季には閉鎖されます(通常11月~5月。現況をご確認ください)。道が開通しているときは、ウォウネリーデリも営業しています。ルートの起点にあるリーバイニングの街にほど近い、意外性のある良いレストランです。どこが意外なのかと言うと、このデリはガソリンスタンド内にあるのです。美味しいロブスター・タキートスやワイルドバッファローのミートローフを注文し、屋外の席に座って近くのモノレイクの雄大な景色を楽しみましょう。古代の内海の面影を今なお色濃く残すこの湖は、トゥファ(石灰華)の石塔群(湖畔に建ち並ぶ古びたチェスの駒のように見えます)として知られる別世界のような地形が有名です(特に写真家たちに有名)。数万羽の鳥が、高地の砂漠という立地と独特な水質(海水の3倍の塩分含有量)に引きつけられて集まるため、この湖はバードウォッチャーに人気のスポットになっています。詳しい情報は、モノレイク・トゥファ州立自然保護区のビジターセンターでご覧ください。
リーバイニングからヨセミテまでハイウェイ120号線を上ると、トレイル、花崗岩のドームとトゥオルムメドウの夏の山野草への近道が見えてくるでしょう。
ヨセミテに入るこのルートは、フレズノが起点です。北へ向かい、次に丘陵地帯を東に進みましょう。12のワイナリーとフレンドリーなテイスティングルームがある穴場のマデラ・ワイントレイルに立ち寄ってみませんか。
ヨセミテの南入口に入る前に、高級ホテル「シャトードゥシュロー」を訪れましょう。オーストリア生まれのシェフ兼ホテル経営者、エルナ・クービン・クラニンが豪華な旧世界の風景を再現しています。ちょっと贅沢をして、ホテルに1泊するのもおすすめ(ヨセミテから24キロメートル南にあります)。日帰りならば、併設のエルナズエルダーベリーハウスレストランで高級なフランス料理とフランスの邸宅の雰囲気を堪能しましょう。ビールがお好みなら、近くのサウスゲート・ブリューイングカンパニーで小ロット多種生産のエールをテイスティングして、非公式のツアーに参加しましょう。
オークハーストを過ぎ、曲がりくねった道を進むと、小さな街フィッシュキャンプ(人口59人)に到着。この街は公園の入り口やセコイアの巨木が保護されているマリポサグローブから3キロメートル南にあります。宿泊には、素朴でありながら上品なリトルアワニーインや、スパと複数のレストランを完備したフルサービスリゾートのテナヤロッジがおすすめです。鉄道ファンは、ヨセミテマウンテンシュガーパインレイルロードのナレーション付き蒸気機関車に乗って、起伏の多い松林の景観を楽しみましょう。
シエラフットヒルズのワイナリーへ行く途中、ハイウェイ140号線に沿ってマーセドからセントラルバレーの豊かな農業地帯を通りましょう。ゴールドラッシュの街、マリポサに行く前に、この産地のリッチでチョコレートのような風味のジンファンデルをお試しください。
1854年に建てられた裁判所(現在も使用されています)などの19世紀時代の建物が並ぶ道を散策しましょう。カリフォルニア州立鉱業鉱物博物館には、およそ6.4キロの金塊が展示されています。マリポサの現代的な一面を体験するなら、セイボリーズレストランに行ってみましょう。スタイリッシュなダイニングルームでパスタやグリル料理が楽しめます。ジ・アリーでは、地元のワインやカリフォルニア産のクラフトビールをお試しください。
ハイウェイ140号線を通ってマリポサを過ぎ、野性的で眺めの良いマーセドリバー沿いのルートを進むと、ヨセミテ国立公園の境界にあるエルポータルに到着します。マーセドリバーの眺望が楽しめるお部屋に宿泊するなら、川辺にあるヨセミテビューロッジや、アーツ&クラフツスタイルのヨセミテ・ブルーバタフライがおすすめです。
山道の運転は不慣れでヨセミテ国立公園までの道中に景色を楽しみたいなら、ヨセミテエリア・リージョナル・トランスポーテーションシステム(YARTS)を利用しましょう。ガソリン代を節約することができ、車に傷をつける心配もなく、さらに道路ではなく景色に集中して移動することができます。その上、公園内の渋滞緩和にもつながります。
YARTSのバスは、ハイウェイ140号線沿いのマーセドから通年運行しています. なお、夏季は北(ソノマ)や東(マンモスレイク)から公園内まで運行する路線もあります。どの路線も複数の停留所に停車するので、好きなゲートウェイタウンで乗り降り可能です。ヨセミテ内では、トゥオルムメドウでのハイキングに利用できる夏季のバスなど、公園の無料シャトルに乗って主なスポットにアクセスすることができます。車を使わずにヨセミテバレーを見て回りたいなら、各地にあるレンタルショップで自転車を借りましょう。舗装された道路を通ってミラーレイクやヨセミテフォールズなどの人気スポットを訪れることができます。