星空
スティーブ・リヨン/フリッカー

グランピング(超贅沢キャンプ)スポットベスト9

満天の星空の下、キャンプファイヤーを囲んで語らった後、寝袋にくるまって心地よい眠りに落ちる……こんな最高のキャンプ体験をカリフォルニアの美しい景色の中で楽しみませんか。しかも、山奥まで重い荷物を背負って行く必要はありません。ここにご紹介するグランピング(超贅沢キャンプ)スポットでは、日常から離れて自然に囲まれて過ごすひとときと、目覚めたときに背中の痛みや虫刺されの痒みに悩まされることのない快適さの両方が味わえます。宿泊施設のある環境もさまざまですので、どこに泊まろうかきっと迷ってしまうでしょう。

例えばツリーボーンズ・リゾートは、太平洋を見下ろす風が吹きつける崖の上に建つ新しいタイプの宿泊施設が自慢です。あるいは、サンディエゴ動物園サファリパークで体験できるアフリカの野生動物に囲まれて一泊するサファリトリップや、パームスプリングスの近くにあるリビングデザートで星空の下、砂漠で一晩過ごすという案もあります。北の方面で宿を探しているなら、セコイア・ハイシエラ・キャンプにてセコイアの木々の下で5コース料理を楽しんだり、コスタノア・ロッジの環境に優しい、テントのようなバンガローで数泊するのも良いでしょう。

活動的な人には、ジップラインやクライミングウォールといったアクティビティが充実しているKOAベンチュラ・ランチがお勧めです。すべてがエアーストリームのホテルであるオートキャンプに泊まれば、ノスタルジックな体験ができるでしょう。現在サンタバーバラとソノマカウンティで営業しており、2019年にはヨセミテにも開業する予定です。そして、最後にご紹介するエルキャピタン・キャニオンは海岸線ぎりぎりというロケーションにあり、木立の中に建つヒマラヤ杉でできたキャビンかサファリテントに泊まることができます。

ほとんどのキャンプ場では寝具類や食事などがすべて含まれていますが、一部では寝袋と枕を持参する必要があります。

サンディエゴ動物園のゾウ
エミリー・タイラー/フリッカー

サンディエゴ動物園サファリパークのロアー&スノアー

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サンディエゴ動物園サファリパークのロアー&スノアー
すぐ外をキリンやサイが通り過ぎるテントで迎える朝

サンディエゴのダウンタウンから北にわずか30分のエスコンディードで、アフリカの動物を見に一泊のサファリトリップに参加してみませんか?この素晴らしい施設(サンディエゴ動物園の姉妹施設)で体験できるのが「ロアー&スノアー・サファリ」。46の心地よいサファリスタイルのテントで、冒険の一夜を過ごせます。テントの隣の広々とした草原では、キリン、サイ、ガゼル、レイヨウなどのエキゾティックな動物たちの姿が見られます。

広大なパークにいる間に、ジップラインにしっかりと固定され、約40メートル上空からサイやキリンなどの動物を眺めることができるフライトライン・サファリを予約しましょう。ヘルメット用カメラですべての体験を録画することもできますので、旅行から戻った後に見て楽しむことができます。さらに、7歳以上の子供は爽快なバルーン・サファリやジャングル・ロープ・サファリに参加することができ、ロープのつり橋や張り綱などでバランスやジャングルスキルを腕試しすることができます。

すべてのロアー&スノアー・サファリではアフリカントラムに乗ることができ、あなたのペースに合わせたウォーキングツアーを選ぶことができます。
年間を通じて行われている季節のテーマ別キャンプもおすすめです。子供たちに人気なのは、ハロウィーンの「クリーピーキャンプ」。怖くて不気味な生き物たちと触れ合いなど、特別なイベントが用意されています。大人限定の「バレンタインデーキャンプ」では、ワイン付きのキャンドルディナーが楽しめます。すべてのキャンプには、特別アクティビティ、閉園後の動物たちを観察できるチャンス、キャンプファイヤープログラム、ディナー、スナック、記念品が含まれます。もし朝早く目が覚めてしまったら、サファリが開園する前に草を食む動物たちを観察したり、写真を撮ったりしながら、屋外でのんびり朝食を食べましょう。

 

リビングデザートの星空のサファリ
リビングデザート提供

リビングデザートの星空のサファリ

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リビングデザートの星空のサファリ
素晴らしい動物園の中にある砂漠で星空の下のキャンプ

パームスプリングス地域にあるリビングデザートで一晩過ごすと、アゴヒゲトカゲ、チーター、オオミミギツネ、アラビアオリックスなど、これまで憧れていた驚くべき砂漠の野生動物を、テントのすぐ近くで見ることができます。3月から5月にかけては、キャンプファイヤーを囲んで怪談話を語ったり、スモアをあぶって楽しく夕べを過ごすことができます。その後は専用テント(簡易ベッドはありますが、寝袋と洗面用具は持参してください)に丸まって横になり、サンタローザ山脈の闇に響き渡るコヨーテの遠吠えに耳を傾けながら眠りにつくか、テントの外で満点の星空を仰いでリラックスしましょう。

翌朝はリビングデザートのプライベートツアーに参加して、約405ヘクタール以上あるソノラン砂漠の自然保護区に生息する、世界の砂漠の動物たちを観察しましょう。北アメリカとアフリカの砂漠の野生生物を代表して紹介する地形のツアーに参加したり、北東アフリカにある実際の村のレプリカである「ワツツ村(Village WaTuTu)」やイヌワシやクーガー、ボブキャット、アナグマが活発に動き回る「イーグルキャニオン」などを訪れることができます。日中訪れる観光客はキリンに餌をあげたり、クラール(アフリカ―ンス語で囲まれた家畜エリアという意味)で動物とふれあったり、ラクダに乗ったり、あるいは1日に2回公演される「ワイルドライフ・ワンダー・ショー」を見学することができます。宿泊ツアーには入場料が含まれています。

敷地内の多くの植物園は、特定の地域を代表する植物が植えられ、まるで実際にその土地にいるかのような地理的に「イマ―シブ(没入型)」に作られ、東アフリカ、モハーベ、メキシコのチワワ地域などの植物園があります。隣接するサンタローザ山脈へ向かう網の目のようなトレイルを探索したら、ディスカバリーセンターの多くの展示品に目を通しましょう。

A Luxury Tent at Sequoia High Sierra Camp at Sunset
Sequoia High Sierra Camp

セコイア・ハイシエラ・キャンプ

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セコイア・ハイシエラ・キャンプ
標高2,500メートルを超える高地で体験する、ペルシャ絨毯が備わった環境に優しいテントでの一夜

ヨセミテバレーからおよそ4時間南にドライブ。キングスキャニオン国立公園のジャイアントセコイアに囲まれて、奥まった場所にある自然豊かなキャンプ場のテントで、電気のない一夜を体験しましょう。最寄りの駐車場から1.6キロメートル(もっと長い距離のコースもあります)のハイキングでたどり着ける、標高2,524メートルのこの場所は、巨大なグランピング場と言うしかほかに表現のしようがないキャンプ場。厳選されたワインと一緒に、キャンドルの灯りが照らす5コースのディナーが味わえます。豪華なラグを敷いたキャンバス地のテント内には、ブランケットで覆われた寝心地のいいベッドとプロパンガスのランタンを完備。そして、テントのフラップを上げると、周りを囲むシエラネバダ山脈の絶景がすぐ目の前に広がっています。温かい朝食を楽しんだ後は、山の草原や宝石のように輝く高地の湖、または圧倒されるような眺めを誇る山頂へハイキングに出かけましょう。

10あるヨセミテ・ハイシエラ・キャンプの1つ
ヨセミテ・ハイシエラ・キャンプ

ヨセミテ・ハイシエラ・キャンプ

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ヨセミテ・ハイシエラ・キャンプ
高山の魅力に満ちたトゥオルムメドウ近くの5ヵ所のキャンプ場

これこそ、他では味わえないグランピング体験。行き着くのは少し大変ですが、骨を折るだけの価値があります。6月から9月初旬までオープンしているこの5つのハイシエラ・キャンプへは、ハイキングまたは乗馬でしか行けません。最も簡単にアクセスできるのはメイレイクで、グレンオーリン・キャンプから1.6キロメートルのハイキングとなります。
そこから、キャンプ場はそれぞれ約10~16キロメートル離れており、すべて全長79キロメートルのハイシエラキャンプ・ループトレイル沿いにあります。しかし到着した後は、ヨセミテ国立公園の中でも特に美しいトゥオルムメドウの高地の絶景を心ゆくまで堪能でき、行き着くまでの疲れも吹き飛ぶでしょう。さらに、各キャンプ場のキャビンテントは完全装備されており、薪ストーブのおかげで標高2,743メートルの寒さを寄せつけません。着替えや洗面用具などを持参するだけで、身軽にキャンプが楽しめます。シャワー室は3つのキャンプ場で利用することができ(水の供給状況によりますが)、すべてのキャンプ場にはトイレが完備されています。

滞在中は温かいディナーと朝食がファミリースタイルで提供されます。他のゲストと一緒におしゃべりやハイキングの情報交換をしながら、楽しいひとときを過ごしましょう。トレイルでピクニックをしたい場合は、事前にランチパックも注文できます。5日~7日間のガイド付きハイキングツアーや、4日~6日間のガイド付き乗馬ツアーがあり、大人と子供で参加することができます(ハイキングツアーは7歳以上、乗馬ツアーは10歳以上)。

1916年に、マーセドレイクに最初のロケーションが設立されてから、ヨセミテ国立公園でも人気のキャンプ場になっています。あまりにも人気があるため、予約を確保するには抽選に申し込む必要があります。申し込み方法は、抽選ガイドラインでご確認ください。

 

 

エルキャピタン・キャニオンのキャビン
エルキャピタン・キャニオン

エルキャピタン・キャニオン

エルキャピタン・キャニオン
州立ビーチのすぐそば、セントラルコーストの渓谷でグランピング

カリフォルニア州で最も魅力的なグランピング体験ができると評判のエルキャピタン・キャニオンは、サンタバーバラから北西に30分、海沿いに連なる丘の中にひっそりとたたずんでいる、まさに「少なくとも一生に一度は訪れたい」保養地です(でも、一度来たらやみつきになってしまい、帰る前にきっと次回の予約を入れてしまうでしょう)。緑豊かな敷地は静かで、エルキャピタン・キャニオンの青々とした丘の斜面に100以上のキャビンとサファリテントがあるとは信じがたいほど。三方は海辺と自然のまま残されたエルキャピタン州立ビーチに囲まれています。 

宿泊客は木製デッキの上に建つベーシックなキャンバス地のテントか、バス・トイレと簡易キッチンを備えた豪華なヒマラヤ杉のキャビン、または星の観察が楽しめるドーム型の天窓があるアドベンチャー・ユルトから選べます。すべての宿泊施設は、エルキャピタン州立ビーチの丘陵部へと続く、木々が連なるくねくねしたドライブコースに沿って作られており、周りにはヤギや羊など多くの野生動物が住んでいます。なかにはイーヨーと名付けられたロバも。しかし、一番の魅力は海岸線がすぐそばにあること。ウォーキングやサイクリング、またはハイウェイ101号線の下の道をドライブして、砂のビーチや潮溜まりが並ぶ海岸へ行くことができます。太平洋を一望できる野原まで歩けば、ゆったりとしたラマたちにも会えます。宿泊客は無料でビーチクルーザー(自転車)が利用できます。またフレンドリーなスタッフにサーフィンレッスン、ホエールウォッチングツアー、カヤック、ワインテイスティングなどを手配してもらうこともできます。さらに、5月から9月にかけては、キャンプ場でサマーコンサートが開かれます。

エルキャピタン・キャニオンは、地元の野生生物保護のための動物の通り道として指定されているため、キャニオン全域にわたってペットは禁止となっていますのでご注意ください。

耳より情報:食事は自炊となりますが、食料品を売るマーケットがキャンプ場内にあります。また、マーケットではグルメなテイクアウトのセットメニューも提供しています。 

 

コスタノア・ロッジからの眺め
エミリー・レーダー/フリッカー

コスタノア・ロッジ

コスタノア・ロッジ
エコアドベンチャーと海岸沿いの美しさを満喫

そびえ立つレッドウッドの森をマウンテンバイクで走り抜けたり、沿岸の草原で乗馬したり、ビーチや潮溜まりを見て回ったり、設備の充実したサファリテント「バンガロー」(ふかふかのベッド、電気、Wi-Fi付き)でくつろいだり。サンフランシスコから南におよそ1時間半のドライブで到着できるペスカデロにあるこの沿岸のコスタノア・ロッジでは、このような体験が楽しめます。サンフランシスコからは約1時半南にドライブすると、合わせて約121平方キロメートルの広大なビッグ・ベイスン州立公園アニョ・ヌエボ州立保護区、そしてブタノ州立公園に囲まれたこの静かなリトリートにたどり着きます。自然と野生生物をこよなく愛する人にとって天国のような場所です。打ち寄せる波や孤独なコヨーテの鳴き声に耳を澄ませているうちに寝落ちし、目が覚めたら誰もいない砂浜を散歩して、寝そべっているゾウアザラシを見つけましょう。リゾートの魅力はこれだけではありません。沿岸の丘を見晴らせる屋外ホットタブもあり、さらに贅沢をしたい人向けに、マッサージやボディトリートメントを提供するデイスパも用意されています。

コスタノアにはテントキャビンのほかに、暖炉、天窓、グループ用ドライサウナ、伝統的なロッジルームを備えた居心地のよいキャビンもあります。ここではハイキングやカヤックツアー、バードウオッチング散歩、ヨガなどが人気で、4月から8月にかけて開催されるコスタノア・キッズキャンプでは、子供たちが絞り染めTシャツやアイスクリーム作りを体験することができます。キャンプ場には屋外グリルとピクニックテーブルがあり、また地元産のシーフードや食材を使ったメニューを提供するカスケードバー&グリルに行くこともできます。 

近くにはUピックファームや19世紀に建てられたピジョンポイント・ライトハウスぺスカデロ・マーシュ自然保護区(青サギ、キツネ、シカの生息地)、そしてぺスカデロで有名なアルカンジェリ・グローサリー・アンド・ベーカリーデュアルテ・タバーンがあり、両店とも地元の特産品であるアーティチョークを使った美味しい食べ物を提供しています。

 

A Teepee at KOA Ventura Ranch
Courtesy of KOA Ventura Ranch

KOAベンチュラ・ランチ

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KOAベンチュラ・ランチ
Glamping plus activities to get the adrenaline pumping

ジップライン、クライミングウォール、ティピ、豪華なキャビン。ここは、いわゆるハイウェイ沿いのグループキャンプ場ではありません。ロサンゼルスから1時間強北上したサンタパウラの沿岸の丘にあるこのキャンプ場は全国チェーンのKOAの一部で、8人用のティピのほか、設備の充実したテントキャビン(クイーンベッド、布団、電子レンジ、ミニ冷蔵庫完備)があります。また、簡易キッチン、エアコン、WiFiを備えた豪華なスタジオキャビンも用意されています。

このキャンプ場のアトラクションはひと味違います。21メートルのジップラインで勢いよく飛び回ったり、家族連れにぴったりのトレイルを散策したり、プールで泳いだりと、とびきりの時間を過ごせます。

グランピング(超贅沢キャンプ)スポット、オートキャンプでのキャンプ
プロスペクトホテル提供

オートキャンプ

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オートキャンプ
昔ながらのエアストリームでレトロスタイルの宿泊を

エアストリームと贅沢なテントホテルがあるオートキャンプで、銀色に光る弾丸の中で眠りましょう。いくつかある流線型トレイラーには、小さなデッキと屋外用アディロンダックチェア、便利な台所道具のそろったキッチン、心地よくくるまるための掛け布団、さらには、お母さんたちが喜ぶ素敵なバスグッズも用意され、家族や友だち同士で訪れる人たちを考えた作りになっています。また各トレイラーには、自転車が2台ついており、スターンズワーフ、ビーチ、活気にあふれるサンタバーバラ・パブリックマーケット(高級ブランドカップケーキ、職人が作る香ばしいパン、超かっこいいトレーラーに戻った後の夕食用の美味しいものが購入できる場所)など、子供と一緒にサンタバーバラの名所を巡るのにぴったりです。

オートキャンプはサンタバーバラで最初に営業を開始しましたが、カリフォルニアの他のロケーションにもあります。ソノマカウンティロシアン・リバーのロケーションでも同じような雰囲気を味わうことができますが、こちらでは宿泊施設の選択肢が増え、20台のエアストリームに加えて10張の豪華なサファリテントから選ぶことができます。アクティビティも少しだけ異なります。歩いてロシアンリバーまで行き、川遊びやカヌーを楽しんだり、ミッドセンチュリーモダンのクラブハウスの内外にある暖炉のそばで寛いだり、芝生でできる遊びに興じたりすることができます。約270平方メートルの建物内には、買いだめ用のスナックや地元のビール、ワインなどを売っている店もあります。

2019年にはオートキャンプ・ヨセミテが開業する予定で、歴史的な山間の町であるマリポサの近くにあり、これまでで最大かつ最も遠隔にあるロケーションとなります。他のロケーションと同様の施設を利用することができる上に、温水プール、ミッドセンチュリーモダンのクラブハウス、そしてバドルボードやカヌーができる池まであります。ヨセミテ国立公園までは約40キロメートルの距離で、毎日運行されているシャトルバスでアクセスすることができます。