A Flight of California Craft Beers
George Ruiz/Flickr

クラフトビールのブーム

カリフォルニア州全域に500近い醸造所があり、これを読む頃には、その数がさらに増えていることを考えると、カリフォルニアでクラフトビールが空前のブームを巻き起こしていることは間違いありません。コーストレッドウッドがそびえ立つ最北端から、酷暑の太陽がジリジリと照りつけるモハベ砂漠まで、クラフトビールはゴールデンステート各地に広まっています。素晴らしいクラフトビールと魅力的な醸造所の代名詞であるサンディエゴなどの街はもちろんのこと、本格的なワイン生産地であるナパバレーでさえ、マイクロブルワリーを新設。カリフォルニアは、ワインのみならず、ビールの産地としても注目されています。

The Patio at Stone Brewery
Dave Lauridsen

サンディエゴ・カウンティのクラフトビール

サンディエゴ・カウンティのクラフトビール
クラフトビールを引き付ける南部に溢れる太陽の光

サンディエゴは早い時期からクラフトビールが爆発的な人気を集めた場所で、現在サンディエゴ・ブルワーズ・ギルドには70以上のクラフトビール醸造所が名を連ねています。中でも最もよく知られているのは、共同設立者であるクリス・クレイマーの従兄(彼がドイツ出身のブルーマイスターだったのは「単なる偶然」ではないはずです)に因んで名づけられた、1989年創業のカール・ストラウス・ブリューイング・カンパニーと、ビアガーデンを完備した巨大な社屋をエスコンディードに構え、小売店、農場、パブなどをペトコパーク、リバティステーション、サンディエゴ空港に展開しているストーン・ブリューイング・カンパニーの2つでしょう。ロストアビー(瓶内熟成エールが有名)、エールスミス(英国スタイルのエールが主力製品)、バラスト・ポイント(ハバネロ・スカルピンIPAやカレー・エクスポート・スタウトなどの季節限定ビールを醸造)、そしてグリーンフラッシュなどは、どれも地元の人やビール愛好家に大絶賛されているクラフトビール醸造所です。

ブリュー・ホップなど、お洒落な空間でクラフトビールを試飲できる、楽しいビールツアーも大人気。ツアー道中は、車の運転を心配する必要がなく、醸造所にまつわる解説や情報を得られます。

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コディアック・グリーンウッド

シャスタ・カスケードのクラフトビール醸造所

シャスタ・カスケードのクラフトビール醸造所
エールの醸造技術を洗練させたカリフォルニアの醸造家たちに乾杯しましょう

北カリフォルニアはクラフトビールブームの源。その流れはサンフランシスコのアンカー・ブルーイングから、若々しい大学街チコの シエラネバダ・ブルーイング・カンパニーへ渡り、そこから世界的なブームとなりました。 実際、カリフォルニアの地ビール醸造所はビールの飲まれ方を変え、ビールを単にスポーツファンが飲むものではなく、通も楽しめるものへと進化させました。

「実際、カリフォルニアの地ビール醸造所はビールの飲み方を変え、ビールを単にスポーツファンが飲むものではなく、通も楽しめるものへと進化させました。」

テイスティングルーム/レストラン/醸造所が一体となったシエラネバダブリューイングの広い施設を訪れて、ブーム発祥の地で試飲を楽しみましょう。ガイドなしで歩いても充分楽しめますが、カリフォルニア最大の民間所有の太陽光設備を紹介する持続可能性ツアーや、醸造所の内部構造を詳しく見て回れるツアー(最大5人まで)など、ガイド付きツアーに参加するのもおすすめです。タップルーム&レストランの木陰のパティオで、冷たいビールを楽しむのはいかがですか。

シエラネバダブリューイング社 は、この地域に少量生産の醸造所がオープンするきっかけとなり、また学生街という環境がこの流れを後押ししました。ダンスミュア・ブルワリー・ワークスでは、グッドボーイポーターを背の高いパイントグラスで味わい、ウィードのマウントシャスタ・ブルーイング・カンパニーでは、ウィードゴールデンエールやマウンテンハイIPAをお楽しみください。ラッセン・エール・ワークスは、1862年に造られた大西部時代のランドマーク、スーザンビルのパイオニアサルーンの中にあります。ここではトンプソンピーク・ピルスナーやアルマノア・アンバー、また季節限定ビールなど8種類のビールが造られています。のんびりした雰囲気で犬連れもOKのザ・ブルーイングレイアーの屋外スペースでは、コーンホールやスラックラインが楽しめ、またステージではコンサートも頻繁に開かれます。 

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by Georgio/Flickr

サンフランシスコのクラフトビール

サンフランシスコのクラフトビール
カリフォルニアのクラフトビールブームの発祥地を訪れましょう

ブルワーズ・ギルドに所属している醸造所は約24軒あり、そのすべてが市の境界内の127平方キロメートルに位置していることから、この「湾岸の街」はビール愛好家のメッカとして有名です。その筆頭とも言えるアンカー・ブルワリーは1979年以来、日当りのよいポトレロヒルで、自慢のスチームビールをはじめとする10種類以上のビールを醸造しています(実際の創業は1800年代後半で、ビールの第一人者のフリッツ・メイタグが1965年に買収しました)。メイタグに触発された新世代のブルーマスターが、今ではサンフランシスコ中に散らばっています(街の方々にある醸造所を探索する価値ありです)。樽内熟成のビールを味わいたければ、ヘイトアシュベリーにある地元で人気のマグノリアパブへどうぞ。お洒落で個性的なミッション地区のセルベセリア・デ・マテベザでは、南米のハーブティー、イェルバマテ茶を使って醸造した珍しいビールが楽しめます。サウスビーチの21stアメンドメント・ブルワリー(ブルー・フリー・オア・ダイIPAが有名)は、AT&Tパークがすぐ側にあるため、ジャイアンツの野球試合がある時はとりわけ賑やかです。エッジーな魅力で注目を集めている2つの新興エリアにも、特筆すべき醸造所があります。ドッグパッチで16種類のビールをローテーションで提供しているトリプル・ブードゥー・ブルワリーと、雑然としながらもヒップな雰囲気が漂うベイビューとハンターズポイントの間にあるスピークイージー・エール&ラガーです。

ベイブリッジをわたったイーストベイにも、クラフトビール醸造所がひしめいています。オークランドに、リンデンストリート、ドレイクス、パシフィックコーストがあるほか、バークレーには巨大なピラミッドブルワリー&エールハウス、月明かりが楽しめるビアガーデンを備えたジュピター、活気あふれるトリプル・ロックなどがあります。

Beer Growlers
Channone Arif/Flickr

ロサンゼルス・カウンティーのクラフトビール

ロサンゼルス・カウンティーのクラフトビール
天使の街でもクラフトビールが大人気

カリフォルニア州のほかの場所と比べて、クラフトビール革命に参加するのが遅かったロサンゼルスですが、今はかつてない大ブームで、街のいたるところにお洒落なタップルームがあります。まずはイーストロサンゼルスにあり、街でいち早く2009年にクラフトビールを提供し始めたイーグル・ロック・ブルワリーに足を運んでみましょう。現在は親しみやすい雰囲気のコロラドブルバードにも支店があり、スティムラス・コーヒー・ベルジャン・アンバーやマニフェスト・ヴィットなどの特製ビールを、驚くほど魅力的なメニューとともに楽しめます。パールオニオンとセロリアックの付け合せを添えた豚ほほ肉や、コーニッシュ鶏のポテトとラディッシュ、ネトルのチミチュリソース添えなどは、そんな極上の料理の一例です。次は、エンゼル・シティ・ブルワリーで生ビールと壁にかけられたアートを堪能。開放感あふれるギャラリーのような空間には、地元アーティストの作品が展示されています。そしてセレブに人気の緑豊かなグレンデールには、ゆったりしたパブのような雰囲気をたたえるゴールデンロードがあります。街の北部にあるコネホバレーでは、地元で人気のレディフェース・エール・カンパニーがおすすめ。またロサンゼルス南部には、3軒の卓越したクラフトビール醸造所があり、エルセグンド・ブリューイング(エルセグンド)、モンキッシュ・ブリューイング(トーランス)、そして1990年創業のベルモント・ブリューイング(ロングビーチ)で、クラフトビールの魅力を探ることができます。  

Pints of Craft Beer
erinpluskev/Flickr

ゴールドカウンティーのクラフトビール

ゴールドカウンティーのクラフトビール
ゴールドラッシュに勝るとも劣らないビールラッシュ

カリフォルニア州全域にクラフトビール醸造所があることを考えると、州都のサクラメントで毎年サクラメント・ビールウィークが開催されるなど、独自のクラフトビールシーンがあるのも納得です。すべては1987年創業のルビコン・ブリューイング・カンパニーから始まりました。このブルワリーのパブがダウンタウンにあるので、カリフォルニア州議会議事堂を見学するついでに、ぜひ立ち寄ってください。ホッピー・ブリューイング・カンパニーは、近くにあるカリフォルニア州立大学サクラメント校の若者に人気のスポット。トラック・セブン・ブリューイング・カンパニーのタップルームは、しばしば店舗前に何台ものフードトラックが出現することでも有名です。ニュー・ヘルベチア・ブリューイング・カンパニーでは、幾度となく受賞したホームランド・スタウトをぜひ試してみましょう。そしてサクラメントの北東に位置するフォルサムでは、ジョニー・キャッシュの歌にちなんで、「フォルサムプリズン専用ビール醸造所」とユーモアたっぷりに自称する、ロックダウン・ブリューイング・カンパニーをお見逃しなく!

A flight of craft beers
Hangar 24

インランドエンパイアのクラフトビール

インランドエンパイアのクラフトビール
街やワインカントリーにもクラフトビールブームが到来

陽光あふれる南カリフォルニアにも、多数のクラフトビール醸造所が誕生しています。リバーサイドと(ワイン産地としてすでに人気を集めている)テメキュラバレーが、クラフトビールの二大メッカです。ウェスタンの雰囲気が漂うテメキュラの街にはユニークな名前の醸造所があり、出されるクラフトビールの名前もひねりがきいています。たとえば、アフターショック・ブリューイングはキャンディード・ヤム・ブラウンエールを、ブラック・マーケット・ブリューイングはアフターマス・ペールエールを、レフュージ・ブルワリーはブラッド・オレンジ・ウィットを、そしてアイロンファイアー・ブリューイングは6キラー・スタウトなどを生産しています。リバーサイドの広大な学園都市にあるポリマス・ブリューイング・カンパニーでは、ポリマス・ペールエールのグァバとマンゴー版が楽しめるほか、ウィックス・ブリューイング・カンパニーは16種類の生ビールに加え、自家醸造を楽しむ地元の人のために「ゲストタップ」も用意しています。

インランドエンパイアの他の街でも、クラフトビールがブームを迎えています。魅力的な大学町のレッドランズでは、ハンガー24クラフト・ブルワリーとリチュアル・ブリューイングの自慢のビールをお楽しみください。またアップランドのデール・ブラザーズ・ブルワリーは、少なくとも8種類の自家製ビールからお気に入りの味を見つけることができます。

A Brewery in the Coachella Valley
Coachella Valley Brewing Company

砂漠地帯のクラフトビール

砂漠地帯のクラフトビール
砂漠の喉の渇きを癒すクラフトビール

カリフォルニア滞在中にビールがひときわ恋しくなるのは、パームスプリング周辺にある壮大な砂漠地帯で、公園を探索した1日の終わりでしょう。嬉しいことに、キリリと冷えたビールが待ち受けるクラフトビールの醸造所が何か所かあります。たとえばランチョ・ミラージュでは、金賞を獲得したブラックフィン・ラガーをベイブズ・バーベキュー&ブルーハウスで楽しめます。サウザンドパームのコーチェラ・バレー・ブリューイング・カンパニーでは、地名と韻を踏んだKölschella(ケルチェラ)という名前のビールが喉の渇きを癒してくれます。すぐ近くのパームデザートなら、ラキンタ・ブルーイング・カンパニーのタップルームで、ヒート・ウェーブ・レッド・エールをどうぞ。またラキンタに立ち寄るのであれば、ランプポスト・ピザで、チーズたっぷりのピザと一緒にバックストリート・ブルワリーのジャギッド・リトル・ピルスナーを楽しむのがおすすめです。この地元の2社の提携により、ビール&ピザという最強のコンビが味わえます。

 

A Bottle of Pliny the Elder
George Ruiz/Flickr

ナパ&ソノマのクラフトビール

ナパ&ソノマのクラフトビール
プレミアムワインの産地が生み出す極上のビール

世界に名高いワインの産地で、クラフトビールを思い浮かべる人は少ないはずです。しかし、とりわけソノマカウンティなどは、クラフトビール醸造でも名を馳せています。魅力的なペタルーマの街では、ラグニタス・ブリューイング・カンパニーが絶大な支持を得ており、熟練したビール職人が生産するクラフトビールはカリフォルニア州以外でも販売されています。街中にあるタップルームで正統派のIPA、そしてリトル・サンピン・サンピン・エールやホップ・ストゥーピッド・エールなど、人気のビールを試飲をすれば、その理由も頷けるはずです。ソノマカウンティでは、ロシアン・リバー・ブリューイングも見逃せません。サンタローザのタップルームは、伝説的なダブルIPAのプリニー・ジ・エルダーなど、20種類ものクラフトビールを取り揃えています。(この醸造所は、熱狂的なファンで混み合ってることを覚悟で訪ねましょう。) また中には、充実したメニューが自慢の醸造所もあります。ボーホーシックなセバストポルにあるウッドフォー・ブリューイング・カンパニーは、自家製のビールのお供に、エアルーム品種の豆類やじっくり蒸し煮にした豚バラなど、美味しい料理を用意しています。ガーナビルにあり、店頭の大きな発酵タンクが目印のスタンプタウン・ブルワリーでは、自家製ビール3種のほか、州内から取り寄せたエールやスタウトなどのゲストビールも楽しめます。お洒落でフレンドリーな雰囲気のヒールズバークは、街の至るところにワインのテイスティングルームがあります。そんなワインの産地にあるベア・リパブリック・ブリューイング・カンパニーは、ワイン生産者(彼らもビールが大好き)や地元の人と語らうのにぴったりです。ナパバレー近くにあり、バーレーワインの「グレイトフル・ドッグ」で有名なナパ・スミス・ブルワリーでも、美味しいビールを酌み交わしてください。

The FiftyFifty Brewery
FiftyFifty Brewing Company

ハイシエラのクラフトビール

ハイシエラのクラフトビール
スキーやハイキングの後はタップルームで乾杯

「高地へようこそ」というのが、マンモスレイクにあるマンンモス・ブリューイング・カンパニーのスローガンです。カリフォルニアの高山には、のんびりとリラックスできるタップルームやパブが点在しており、このマンンモスブリューイングもそんな数ある醸造所の1つ。寒い日にゲレンデを滑走したり、夏場に公園で乗馬を楽しんだり、花崗岩が美しいトレイルを散策したりした後は、クラフトビール醸造所の冷たいビールで1日を締めくくりましょう。マンンモスブリューイングは、東に位置するホワイトマウンテンで収穫したエルダーベリーやホップなど、地元の食材を使い、その地ならではの特徴あるビールを生産しています。その成果をテイスティングルームや屋外のピクニックテーブルでぜひ味わってください。

マンモスレイクのすぐ北にあるジューンレイクの山村では、高緯度に位置するジューン・レイク・ブリューイングのタップルームが多彩なビールを取り揃えています。クリーミーな泡立ちと、ほのかなスパイスがアクセントのアルパーズ・トラウト・ペールエールや、「ビール界のゴリアテ」と銘打ったダブルIPAのヒュッテなどが楽しめます。

レイクタホ地域にあるマイクロブルワリーでも、エール、スタウト、ピルスナーなど、多数のクラフトビールを生産しています。トラッキーにあるフィフティ・フィフティ・ブリューイング・カンパニーは、ゆったりとくつろげるレストランを備えています。バーボン熟成オーク樽で寝かせたエクリプス・インペリアル・スタウトは、是非とも試したい逸品です。タホシティのタホ・マウンテン・ブリューイングとブリュー・パブでは、醸造所を無料で見学できます。カリフォルニア州とネバダ州の境界近くには、湖の南岸にステートライン・ブルワリー&レストランがあります。ヘブンリーゴンドラのほぼ真下に位置しているため、スキーの後のくつろぎスポットとして人気を集めています。

Figueroa Mountain Brewery
Figueroa Mountain Brewing Company

セントラルコーストのクラフトビール

セントラルコーストのクラフトビール
ワインカントリーや大学街にもクラフトビールが定着

サンルイスオビスポ(別称SLO)カウンティの、1人当たりの醸造所の数が正しいと考えるならば、米国全体に少なくとも33,000軒の醸造所があるはずです(実際はおよそ3,040軒)。これをみれば、ほかの地域が、サンルイスオビスポに大きく遅れをとっているのは明らかです。ここはビール愛好家にとって天国とも言える場所。今では、12軒以上のマイクロブルワリーが受賞歴のあるビールを生産しています。先駆けとなったのは、1988年に設立されたSLOブリューです。サンルイスオビスポは大学町ならではの溌溂とした活気に溢れているため、すぐに人気を集めました。そして今も健在のSLOブリューに、セントラル・コースト・ブリューイング、タップ・イット、クリークサイド、バング・ザ・ドラムなどの醸造所が仲間入りしました。約48キロメートル北にあるパソロブレスには、多数の受賞歴を誇る、巨大なファイヤーストーン・ウォーカー・ブリューイングがあります。施設を見学した後は、ザ・タップルーム・レストランで季節のビストロ風料理をお楽しみください。モロ湾の沿岸にある隠れ家のようなガストロパブのザ・リバティン・パブでは、独創的なお料理と素晴らしいビールをどうぞ。また、セントラルコーストにあるワインカントリーの中心部を目指して南下すると、父親と息子が経営するフィゲロア・マウンテン・ブルワリーがあります。

Lodi Beer Taps
Quinn Dombrowski/Flickr

セントラルバレーのクラフトビール

セントラルバレーのクラフトビール
雄大なセントラルバレーで楽しむクラフトビール

延々と広がるセントラルバレーには、ビール愛好家が喜びそうなクラフトビールが多数あります。北から南に向かう場合、最初に行きつくのはローダイ・ビール・カンパニーです。銅製のババリア醸造システムで生産したドッペルボックをどうぞ。そこからは、ターロックのダスト・ボール・ブリューイング・カンパニーに立ち寄り、ホップス・オブ・ラスIPAをお楽しみください。フレズノ自慢のセコイア・ブリューイング・カンパニーズ、タイオガ・セコイア、フル・サークルも見逃せません。また近くのクロービスには、タップルームを併設したハウス・オブ・ペンドラゴン・ブリューイング・カンパニーがあります。メルリンズ・ミッドナイト・マイルドをぜひお試しください。セントラルバレーの南端にあるバイセリアでは、ブリューベーカーズ・ブリューイング・カンパニーで特製のセコイア・レッドを味わいましょう。ベーカーズフィールドのレンスワイズ・ブリューイング・カンパニーは、醸造所、パブ、マーケットプレースで、選ぶのに迷う十数種類のビールを取り揃えているので、ツアーの最後を締めくくるのに最適です。

An Anaheim Brewery Beer Stein
Anaheim Brewery

オレンジカウンティーのクラフトビール

オレンジカウンティーのクラフトビール
街、丘、ビーチで楽しむビール

オレンジカウンティで生産されたビールを、かの有名なビーチで楽しむことができるのでしょうか?もちろんです。オレンジカウンティには、受賞歴があるエールやウィートビールを生産するザ・ブルーリー(醸造を意味する「brew」に創業者の名前「Rue」を掛け合わせています)など、多数の醸造所があります。アナハイムにはアナハイム・ブルワリー(禁酒法時代にいったん閉店し、90年後の2010年に再オープン)があるほか、サンタアナ川の両岸には、お互いに3.2キロも離れていない場所にノーブル・エール・ワークスとオールド・オレンジ・ブリューイング・カンパニーがあり、それぞれテイスティングルームを併設しています。ランチョ・サンタマルガリータには、丘陵に抱かれたシスモンテン・ブリューイング・カンパニーがあります(シスモンテンは「山のこちら側」という意味)。ほかにも是非訪ねたい場所として、タスティンのタスティン・ブリューイング・カンパニー、フラートンのブートレッガー・ブルワリー(ブラック・フェニックス・チポトレ・コーヒー・スタウトという珍しいビールがおすすめ)、そしてタップルームに12種類以上のビールを取り揃えているオレンジカウンティのバリアント・ブリューイング・カンパニーがあります。

A Beer Menu Board in Booneville, California
Cody and Maureen/Flickr

ノースコーストのクラフトビール

ノースコーストのクラフトビール
大自然の中で作られるオーガニックビール

ノースコーストの心を揺さぶる海岸線と、レッドウッドが連なり霧が立ちこめる内陸は、クラフトビール造りにぴったりの環境です。ブーンビルからユーリカまで、ビールが訪れる人の喉を潤します。まずは、くしくもホップランドの地にある1983年創業のメンドシーノ・ブリューイング・カンパニーへどうぞ。この醸造所がウキアーに構えるエールハウスでは、有名なレッド・テール・エールが楽しめます。また「米国初の有機ブルーパブ」として知られるウキアー・ブリューイング・カンパニーは、約12種類のオーガニックビールを生で用意しています。ブーンビルの少し南にあり、1987年以来地元の人に愛されてきたアンダーソン・バレー・ブリューイングでは、とりわけブーント・アンバーとバーニー・フラッツ・オートミール・スタウトがおすすめです。

海岸沿いのフォートブラッグにあり、1988年に設立されたノース・コースト・ブリューイング・カンパニーは、受賞歴があるオールド・ラスプーチン・インペリアル・スタウトを味わうために、必ず立ち寄りたい場所。またハンボルトカウンティでは、ユーリカにあるロスト・コースト・ブリューイングと、フォーチュナのイール・リバー・ブリューイングが昔の製材所跡を利用して建てられており、製材業で栄えた頃の名残を見てとることができます。