ソノマカウンティ最大の都市(人口174,000人)であるサンタローザは、それでも随分こぢんまりとした雰囲気です。テイスティングルームが市の中心にあるので、ワインカントリーにいることを忘れることはありません。まずは、フリーウェイ101沿いのクリーブランド・アベニューの工業エリアにできたたワイナリーコレクション、サンタローザ・ヴィントナーズ・スクエアから始めてみてはどうでしょうか?ダルジェンジオ・ワイナリー、シェルドン・ワインズ、クルッツ・ファミリーセラーズ、フォグベルト・ブルーイングカンパニーなどが集合しており、素敵な公園に隣接しています。
サウスAストリートにあるSOFAアート地区はまだあまり知られていない穴場です。カリフォルニア風地中海料理レストラン、スピンスターシスターズのシェフ、リザ・ヒンマンのようなクリエイティブ系の集うファッションエリアとなりました。(リコッタネトルニョッキのロカノシタキノコ、ブラックエリンギ、生ハムとグリーンガーリック添えのようなものを想像してください) また、アルフレッド・ヒッチコックが1942年の夏に『疑惑の影』を撮影したマクドナルド・アベニューなど、この周辺で歴史あるエリアも散策してみましょう。
アルフレッド・ヒッチコックが1942年の夏に『疑惑の影』を撮影したマクドナルド・アベニューなど、歴史あるエリアも散策してみましょう。
さらに、ソノマカウンティ最高のショッピングが体験できるのもここです。レイルロード・スクエア史跡エリアは、ハイウェイ101号の西側に位置しており、ハイアット・リージェンシー・ソノマワインカントリーから農業用品店のウエストエンド・ファーマーズマーケットまで、1903年に建設され修復されたノースウエスタン・パシフィック鉄道列車車庫を中心として広がっています。地元で長年愛されるホット・クチュールでビンテージのロングドレスを眺めたり、小指を立てて飲むような繊細な陶磁器のティーカップが並ぶホイッスルストップ・アンティークスなどのウィンドーショッピングはいかがですか。
街のあちこちに大きくてカラフルなスヌーピー、チャーリー・ブラウン、ウッドストック、ルーシーの像がいくつも建っているのにも気づくかもしれません。実は作者のチャールズ・シュルツ氏は、1969年から亡くなる2000年までサンタローザで暮らし、彼の象徴といえるコミック、ピーナッツを描きました。そのインスピレーションにはソノマカウンティも大きな位置を占めます。チャールズ・M.シュルツ博物館では、シュルツ氏のアートスタジオ、夥しい数のスケッチ、コミックの上映などが見られます。