ミニチュアのレースカーを組み立てて4レーンのトラックで競ったり、プライベートスタジオで有名な映画のシーンの音響効果を作ってみたり。サンタバーバラのMOXI(ザ・ウルフ・ミュージアム・オブ・エクスプロレーション+イノベーション)では、こうしたインタラクティブな体験やそれ以上のことが楽しめます。どの年齢層でも考えるのが好きな人には、実践しながらアイデアを膨らますことができるたまらないスポットです。
2017年2月にステートストリートにオープンした、まだ比較的新しいMOXIですが、あっという間にカリフォルニアのセントラルコーストでは外せない、家族連れにお勧めのスポットになりました。USA Todayは、MOXIをアメリカの新しいお勧めアトラクションのベスト10の一つに、フォーダーズトラベルは世界の新しいミュージアムベスト10の一つに選んでいます。
さあ、迷ってないで早速、MOXIへ足を運びましょう。まだ入場する前からワクワク感じるでしょう。故バリー・バーカス氏によるデザインの見事な建物は、砂の城の構造を真似たもので、サンタバーバラの美しいビーチを称えており、最初から創り上げるというコンセプトにも類似しています。また、カウンティでは初のLEEDゴールド認定博物館でもあります。
1,580平方メートルを超える広さの3階建ての館内では、思考を刺激するさまざまな体験が待ち受けています。MOXIはテクノロジー、サウンド、自然力(重力や磁力など)、速度、光、インタラクティブメディア、ルーフトップガーデンの7つのテーマ別エリアに分かれています。
MOXIのマーケティング・コミュニケーション・ディレクターであるマーサ・スワンソン氏によると、各アクティビティは「将来の仕事をインスパイアする」そして「インタラクティブな体験を通して学びに火をつける」ようデザインされているとのこと。スワンソン氏は、ロール・イット・ウォールとメーカーズ・ワークショップが最も人気のアクティビティだと話しています。ロール・イット・ウォールは、巨大な木のペグボードを再設計し、落としたボールの通り道を新しく作るアクティビティです。「このアクティビティに2〜3時間も費やしている人がいましたよ。」とスワンソン氏。メーカーズ・ワークショップでは、製作者の卵たちが電気回路からエンボス文具まで何でも作れるテーマ別アクティビティを取り上げています。
MOXIが家族連れに人気なのは、楽しく学べるということだけでなく、どの年齢の子供でも楽しめるという理由もあります。小さな子供は巨大なギターの中を這い回り、年齢の高い子供はギターの音がどうやって出るのかを学ぶことができます。MOXIはまた、大人限定ナイトも展開しており、音楽やダンス、バーなどが各階に設置されます。
MOXIは、サンクスギビング、クリスマスイブ、クリスマス以外は毎日オープンしています。ここを訪ねると、人生が一転するような才能を見出すかもしれません。そうでなくてもいろいろなアクティビティを楽しく体験して、何かを得ることができることでしょう。