カリフォルニア大学バークレーのカル・パフォーマンス・プログラムは、多数のコンサート、リサイタル、演劇、そしてその間にあるほぼ全てのものをキャンパスと他の7ヶ所、そして場所に根ざしたパフォーマンスを行っています。全ては伝説の女優セーラ・バーンハートが、大地震の後に復興しようとする地元の人たちの気分を盛り上げようと野外のウィリアム・ランドルフ・ハースト・グリークシアターの登場した1906年に始まりました。
現在は単に「ザ・グリーク」と呼ばれている8,500席ある円形劇場は、ギリシャのエピダウロスにある古代の劇場を模しており、ポップ、ロック、ワールドミュージックの多彩な音楽を上演しています。暖かい夜には、これ以上バークレーらしいことはありません。共に歌って手を叩く全ての年齢とエスニシティの人に囲まれ、くつろいでジェームズ・テイラーやアラバマシェイクスのようなミュージシャンの音楽を楽しみましょう。最前列にあるモッシュピットに行く勇気があるならどうぞ。ただ、早めに満席になってしまうことは忘れずに。斜面が急になっている円形劇場の上部の席に座れば、よりはっきりとした視界（そしてもっと落ち着いた周囲）が楽しめます。さらに上に進んで芝生の生えた斜面に毛布を敷いて座ることもできますよ。グリークは、屋外であるため、夕焼けがみれること、また比較的小規模なスケールであることを考えると、ミュージシャンたちが口を揃えてグリークは一番好きな演奏場所のひとつというのもあながち嘘ではないと思えます。
ゼラバックホールでミハイル・バリシニコフやフィリップ・グラス、ヨーヨー・マーといった世界トップのパフォーマーたちの上演を楽しみにやってくるパトロンたちもまた夜を明るくします。ビジュアルアーツのファンなら、是非ライダーギャラリーへ。ここでは理解するのが難しく、いろいろと深く考えさせられる、大学生や大学院生、教員、地元の芸術家による作品が展示されています。
