歴史:州の最北端にある人口1万8千人のこの学生街は「ヒッピーの安息の地」というニックネームで呼ばれていますが、1850年の設立時の正式名称はもう少し地味で、「ユニオン」でした。当時の開拓者は、このプラザの建築する際、主に木材を使用しました。しかし、オーガスト・ジャコビーは自分の店をレンガと石で作ろうと考えます。その後、1875年の火事で街の建物やビジネスの多くが破壊消失しましたが、ジャコビーの建物は被害をまぬがれ、現存する唯一のオリジナルの建物となっています。とはいえ、それ以降の建造物も約100年前のものです。1915年築のホテル・アーケータは、かつては「スポーツマンの本部」と呼ばれ、鉄道や船でやってくる旅人の宿となっていました。プラザの外れにある1914年築のマイナーシアターは、映画上映のみを目的とした建造物としてはアメリカ最古のものに数えられます。この街を去る前には必ず、暗殺されたウィリアム・マッキンリー大統領の功績について思いを巡らせましょう。その時は、ぜひ、プラザにある1906年に建てられた2.4メートルの銅像の前で考えてください。
観光スポット:オーガスト・ジャコビーの遺産である、修復されたジャコビーズ・ストアハウスを見に行きましょう。レストランやお店が入っています。プラザグリルの3階で夕食をとり、宿泊はホテル・アーケータにどうぞ。もっとも宿泊費は1915年当時の1泊100円からは値上がりしています。泊まらなくても、ロビーにある素晴らしい歴史的装飾は必見です。それから過去と現在をミックスして、修復されたマイナーシアターで最新のハリウッド映画を観るのも楽しいでしょう。