明るい日差しとオープンエアのショッピングセンターが有名な南カリフォルニアですが、ここオレンジカウンティのど真ん中にあるスペクトラムセンターは、ショッピングモールの概念を覆す豪華版。遊園地並みの乗り物、ポップアップの飲食店、他にはない面白いショップが揃っています。
スペインのアルハンブラ宮殿をイメージした、噴水が彩るこのスペクトラムセンターは、NordstromやTargetなど大手チェーンの王道から、南カリフォルニアらしいLululemonやQuiksilverなどのショップが勢揃い。ファンキーなサングラスやアクセサリーを扱う中南米の大手 チリ・ビーンズ、リサイクル素材を使ったジュエリーのアレックス・アンド・アニ、カラフルなスイーツ、レア物のソーダ、キッチュな映画のポスターを揃えたロケットフィズソーダポップ・アンド・キャンディーショップなど、知る人ぞ知るブランドも数多く軒を連ねています。
しかし、スペクトラムは「単に買い物と食を楽しむ場所ではない」と語るのは、マーケティングディレクターのキャシー・アンダーソン氏。「見事な建築、ガーデン、噴水、照明をしつらえ、ありがちなショッピングセンターとは一線を画しています。」と続けています。実際、モールのランドマーク的存在であるジャイアントホイールは、5万2千個もの省エネLED電球を飾った遊園地並みの観覧車で、午後11時まで運行しています。カウンティの風景を一望してみてはいかがでしょうか。高いところは苦手という方は、アンティーク風のメリーゴーランドや、遊歩道の一部を走るキディトレインへ。冬季には屋外アイススケートリンクでスケートを楽しむこともできます。
エンターテイメントを満喫したいなら、Edwards 21 IMAX & RPXの大型リクライニングシートで映画を鑑賞。Irvinte Improvでライブショーを観るのもお勧めです。これまで、ダニエル・トッシュやデイビッド・スペードなど大物エンターテイナーがステージを飾りました。施設内では、ロサンゼルスで有名なウマミ・バーガーからディナーをオーダーすることもできます。美味しい食のスポットでは、キャプテン・ディムサム（ディナーには北京ダックもオーダー可能）や、旬の素材を活かしたメニューを揃えた、オレンジカウンティ初のサステナブルステーキハウス、ポールマーティンズ・アメリカングリルもお勧めです。
その他、全米でもここにしかないハローキティカフェもスペクトラムの目玉のひとつ。食べてしまうには可愛すぎるマカロン、ストロベリーカスタードタルト、ヌテラの一口パイなどを、ジャイアントホイール横のフードトラックスタイルのカフェで楽しめます。
