毎年5月第3週目の週末に、オックスナードの町は二日間にわたって開催されるカリフォルニア・ストロベリー・フェスティバルで畑の恵みを祝います。お祝いするには理由があります。ロサンゼルスの北東97キロメートルに位置するこの海辺のコミュニティは、カリフォルニア最大のイチゴ生産地の一つで、カルフォルニア・ストロベリー・コミッションによれば、ルビー色のフルーツの年間生産量はトレイ3,600万個分にのぼります。その週末、オックスナード・カレッジ・パークにはアーティスト約200名、食品店50店舗、そして多数のエンターテイナーが集まります。
当然ながら、これは大量のベリーを食べることになります。この二日間でなんと150万個のイチゴが消費されます。大量のストロベリーマルガリータやストロベリーのチョコレートがけのほかに、ストロベリータマレス、ストロベリービール、ストロベリーナチョス、ストロベリーピザ、そしてストロベリーの串揚げなどちょっとひねりを効かせたものがあります。伝統派なら様々なトッピングを乗せて自分だけのストロベリーショートケーキを作ったり、屈強なストロベリーファンなら、ストロベリーパイ早食いコンテスト(カトラリーなしで口だけが頼りの)に参加するのもよいでしょう。
唇が真っ赤に染まったら、屋台の向こうへとそぞろ歩いてみましょう。料理のデモンストレーション、3つあるステージでのライブコンサート、子供向け遊園地の乗り物、マジックショー、フェイスペインティングブースなどの賑わいの中で、ベリー・ベストドレス・ベビー・コンテストのような目玉イベントをお見逃しなく。可愛らしい幼児がストロベリーに扮してフェスティバルステージ上をねり歩きます。ベリー・ベスト・ハット・コンテストもあります。ほぼ同じコンセプトですが、大人が対象です。
このお祭り騒ぎはすべて慈善のためにも使われます。フェスティバルの収益金は、オックスナードの非営利チャリティーに役立てられます。フェスティバル入場の長い列を避けるために、オンラインでチケットを購入しましょう。また、オックスナードにあるハイウェイ101号線近くの数箇所から出ている無料シャトルバスを利用すれば、駐車の手間が省けます。