渡航に関する最新情報:カリフォルニアにおける新型コロナウイルスの状況
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カリフォルニアのハイテク産業の中心地にようこそ。サンフランシスコ湾の南部一帯を総称してシリコンバレーと呼び、半導体技術、コンピューターデザイン、アプリ、アップル社、スマートフォンなどコンピューターテクノロジーの中核を成す企業の一大拠点となっています。こうした企業の中にはあまりにも巨大で影響力が大きいため、日常使われる言葉の一部になっている(ググる=グーグルで検索する、など)例もあります。ハイキングやサイクリングで探索すれば、次世代を築く夢のようなアイデアが耳に入ってくるかもしれません。未来のテクノロジーがたくさん集まっている博物館も訪れてみましょう。パフォーマンスを楽しめる劇場、一流のショップ、受賞歴を誇るレストランが並ぶ高級な雰囲気をお楽しみください。
サンノゼの紛れもないテクノロジー志向は、飛行機で来れば即座に分かります。超現代的なノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港では、高さ7.9メートルの白とクロムのロボット、スペースオブザーバーが、ターミナルBに迎え入れてくれます。空港の巨大ロボットの出迎えを受けなくても、...
現代の科学技術の魔法は、目に見えない所でナノ単位で起きていますが、テックイノベーション博物館(「ザ・テック」とも呼ばれる)では、興味を持っている人なら年齢を問わず、誰でも楽しく実験しながらテクノロジーを学べる素晴らしい体験ができます。ロボットから遺伝子組み換えや代替エネルギーまで、テクノロジーの威力を紹介するインタラクティブな展示に飛び込んでみましょう。**バーチャルの蝶を腕に舞い降りさせたり、究極のビデオゲームを子供にプレイさせたりしてみてください。大人でもおそらくプレイしたくなるでしょう。もう一つの見どころはシリコンバレー・イノベーションギャラリーで、人間の思考、創造性、コミュニケーションに革命をもたらしたテクノロジーを展示しています。人はデータのみにて生くるにあらず。カフェでリラックスしてから、ギフトショップで科学技術をテーマにしたアイテムを吟味しましょう(クリスマスや誕生日のプレゼントに最適です)。
シリコンバレーで最も風変わりでありながら、いつまでも変わらず存続しているアトラクションは、ウィンチェスター・ミステリーハウスでしょう。これは160室あるビクトリア様式の大邸宅で、ウィンチェスター家の富を相続したサラ・ウィンチェスターが所有・建設したものです。邸宅の建設は1884年に始まり、1922年までほとんど続けざまに行われ、建築費用は550万ドルに達しました。なぜ猛スピードで建築されたのでしょうか? サラ・ウィンチェスターは、「ウィンチェスター銃によって殺された人々の霊によってウィンチェスター家に呪いがかけられており、西部に引っ越して霊が求める仕様の家を建てない限り、永遠に取り付かれる」と降霊会で霊媒師に告げられてそう思い込んだのです。
霊から助言の真偽はともかく、サラは非常に風変わりな家を設計しました。ガイド付きツアーでは、開けると何もない壁が現れるドアや、天井に突き当たる階段など、サラの風変わりな設計に思いをめぐらせてみましょう。また、この大邸宅には52個の天窓、47個の暖炉、40の寝室、40の階段、13のバスルーム(ただしシャワーは1つだけ)、6つの厨房、3つのエレベーター、2つの地下室があります。
フェイスブックやグーグルなどの企業は公式なツアーは行っていませんが、マウンテンビューにあるグーグルプレックス・キャンパスでは、はつらつとした「グーグラー」たちが話したり、ツイートしたり、世界を変えるイノベーションを生み出すオフィスまで噂のグーグル自転車に乗ったりする姿を目撃できます。舗装された自転車道でキャンパスの東側へ向かい、社員専用の美しく整備された運動場を眺めましょう。残念ながら見学はできませんが、キャンパスには無料のグルメなカフェテリア、施設内マッサージ室とデイケアセンター、仮眠チェアなどを備えており、サンフランシスコ湾の端にあるユートピアのような場所です。
マウンテンビューにあるグーグルプレックス・キャンパスでは、はつらつとした「グーグラー」たちが話したり、ツイートしたり、世界を変えるイノベーションを生み出すオフィスまで噂のグーグル自転車に乗ったりする姿を目撃できます。
クパチーノのすぐ南のワン・インフィニット・ウェイにあるもう1つの伝説的な企業、アップルのキャンパスで、ロゴ入りTシャツ、ベースボールキャップ、マグカップなどを手に入れましょう。
メンローパークの北には、フェイスブックのキャンパスがあり、拡張を続けています。ここも観光客の見学はできませんが、キャンパス前にある親指を挙げたブルーの「いいね」のサインは、記念写真の人気撮影スポットとなっています。車を停めて、サインの前で笑顔の写真を撮って、投稿してみましょう。
And then there’s the modest building where it all began: the shed/garage at 367 Addison Avenue, Palo Alto, where, in 1939, Bill Hewitt and Dave Packard forged a partnership that would become the global tech powerhouse known as HP.シリコンバレー発祥の地である、パロアルトのアディソンアベニュー367番地の質素なガレージも是非訪れたい場所。1939年にここでビル・ヒューレットとデビッド・パッカードが共同で事業を起こし、後に世界的なハイテク企業HPとなる会社を立ち上げました。
サンノゼで最もラグジュアリーなショッピングを体験するなら、このファッショナブルな屋外モール。カリフォルニアの気取らないスタイリッシュさと、マーケットがある日のヨーロッパのおしゃれなセンスを併せ持っています。歩きやすく隅から隅までぎっしり詰まったこのショッピングセンターには、葉の生い茂ったオークの木陰でくつろげるベンチ、フランスの芸術家アンドレ・デュモネとクリスティーヌ・フルシェによる大きな彫刻、アンティークな噴水、ミュージシャンによる生演奏、質の高いレストランの屋外席などがあります。ココラの焼きたてクロワッサンをかじりながらベンチに座って買った物をじっくり見て、のんびり時間を過ごすのにぴったりの場所です。ショッピングの好みがパリのブティックよりアメリカのショッピング街なら、オービスやH&Mなど、おなじみのチェーンもおすすめです。シリコンバレーらしい究極の贅沢をするなら、サンタナロウのテスラモーターズで自分だけの高級全電気自動車を特注してはいかがでしょうか。
赤いタイルと砂岩が印象的なこのエレガントなキャンパスに足を踏み入れただけで、知性に満ちあふれた雰囲気を感じ取れるでしょう。スタンフォードは、存命のノーベル賞受賞者22人、ピュリッツァー賞受賞者5人、大統領自由勲章受勲者3人を輩出した大学です。「農場」の愛称を持つ大学とは思えない、素晴らしい実績です。美しく広大なキャンパスは一般にも開放されていますので、散策すれば、このスタンフォードの雰囲気から何か感じるものがあることでしょう。フーバータワーからスタート。晴れた日には14階の展望デッキから数キロ先のパノラマを楽しむことができます。
次に、モザイクタイルの壁画が美しいメモリアルチャーチへ。結婚式を挙げる場所として卒業生たちに人気です。カンター・アートセンターの庭園には、ロダンの20体の作品を鑑賞できます。館内にはさらに約170点のロダン作品が、国際的な名品と共に展示されています。スケジュールを調整して、キャンパス北側の1億1,190万ドルを投じた素晴らしいビン・コンサートホールで行われるパフォーマンスを見にいくのもお勧めです。スタンフォードの学生は、一流のアスリートでもあります。サッカー、野球、バスケットボール、水泳、ダイビング、水球などのチームは、大学対抗リーグで優れた成績を誇っています。農場の愛称は、創設者のリーランド・スタンフォードが所有していた競走馬用の放牧場に由来します。1800年代終わりに建設されたビクトリア様式の大きなレッドバーンは、当時の姿に改修されています。なだらかに起伏したキャンパスの西側、キャンパス内ゴルフコースのすぐ北に位置しています。このゴルフコースはスタンフォード大学の所有で、有望な学生だったタイガー・ウッズが、かつてプレーした場所です。
シリコンバレーの西側の小高い山の木々に囲まれたサンタクルーズ地域は、ワインの産地としても魅力的なエリアです。小ぢんまりとした街並みのサラトガはこの地域の中心地で、シナバー・ワイナリーなどのテイスティングルームが並び、小皿料理や受賞歴を持つムールヴェードルなどをパティオのパラソルの下で味わえます。本格的に楽しみたいなら、歴史あるマウンテン・ワイナリーに併設された野外シアターでライブを堪能するのはいかが。1800年代終わりにフランスのブルゴーニュからサンフランシスコに移住した伝説の人、ポール・マッソンは、サラトガのブドウ園を購入し、上質なカリフォルニア産スパークリングワインを作り上げました。今日では、ワイナリーは夏のコンサート会場となっています。星空の下、心地よい雰囲気に包まれて楽しむコンサートは、贅沢をする価値のある素敵な体験です。
またサラトガには天然鉱泉と1800年代終わりに建てられた豪華なリトリートがあり、スパの伝統も誇ります。現代的なスパにはニルー、プレストン・ワインなどがあります。
アメリカンフットボールチームのサンフランシスコ・フォーティナイナーズは、霧と寒さと強風で知られるキャンドルスティックパークを数10年も本拠地としていましたが、南にある最高に快適なスタジアムに移転してきました。選手たちは現在、サンノゼの北西にある収容能力68,500人の見事なハイテクスタジアム、リーバイス・スタジアムで、ハドル、パント、プレイしています。リーバイス・スタジアムは2016年の第50回スーパーボウルの会場に予定されており、また、屋根緑化、ソーラーパネル、再生水を利用したグラウンドの給水など、環境に配慮した特色を誇ります。運良くラグジュアリースイート席に座れたら、木造部分を見てください。持続可能な素材である竹で作られています。
シリコンバレーの中心部にあるスタジアムにふさわしく、リーバイス・スタジアムは究極のハイテクスタジアムとなっています。ファンに配慮してすべての座席でWi-Fiが利用でき、試合についての感想をツイッターでつぶやいたり、コメントを投稿したり、チャットをしたり、試合を見逃すことなく食べ物を注文することももちろんできます。席を離れて食べに行くとしても、生温かいホットドッグやしんなりしたフライドポテトばかりではありません。スタジアムの高級ステーキハウスは、有名シェフのマイケル・ミーナによって監修されています。このステーキハウスでは、シーズンを通してスタジアム内で「テールゲートパーティー」を提供しています。
リーバイス・スタジアムでは、プロのアメリカンフットボールの他、大学アメフト大会、国内・国際サッカー試合、モトクロスイベント、コンサート、レスリングなどの開催も予定されています。リーバイス・スタジアムと新しいフォーティナイナーズ博物館の一般向け見学ツアーでは、試合やイベントに行かなくてもこのような素晴らしい特色の数々を見ることができます。スタジアムへは公共交通機関を利用して簡単に行くことができます。地元ライトレール、バス、カルトレインがスタジアムの近くに停車します。
コンピューターに興味のある人には、マウンテンビューにあるコンピューター歴史博物館がお勧めです。その名の通り、コンピューターの歴史を追うように様々な展示がされています。「コンピューターの誕生」では、初期のコンピューターと、さほど時間をかけずにコンピューターが世界を制覇するまでの歴史を紹介しています。その他の興味深い展示では、第二次世界大戦の勝利に貢献した、英国の数学の天才とエンジニアが開発した電子暗号解読機コロッサスの知られざる逸話に光を当てています。また、コンピューター制御のチェスの背後にある驚くほど複雑な科学や、シリコン製の超小型電子コンピューターチップに隠された素晴らしい技術についても学べます。