Kodiak Greenwood

Central California

Spotlight: ビッグサー

世界有数の海岸線へようこそ。一生の思い出に残る景色が待っています。カーメルバイザシーからハーストキャッスルまでの間の約144キロメートルにわたるドライブコースは、深い霧に包まれるウォーターフロントとレッドウッドの森林に挟まれて進みます。ヘンリー・ミラーや、ビート・ジェネレーション、ジャック・ケルアックといった作家を魅了した景色が、魔力のようにあなたを引き込みます。この崖、この海、この空に、ただいつまでも包まれていたいと感じることでしょう。

ビッグサーへ抜けるクラシックなドライブは、曲がりくねりながらハイウェイ1号線を進みます。車を停めて景色を楽しめるスポットもたくさん。特に、数々の車のCMで目にしているビクスビー橋は必見です。海岸沿いの公園でちょっと車をとめて、空を見上げれば、北米最大の鳥、絶滅危惧種のカリフォルニアコンドルが舞っているかもしれません。また、海を見下ろせば、回遊するクジラや、カリフォルニアを代表する海草に身を包んで浮かんでいるラッコの姿も見られるかもしれません。宿泊には、ビッグサー・キャンプ場ファーンウッド・リゾートリバーサイド・キャンプ場、そしてフェイファービッグサー州立公園などのキャンプ場が充実しています。また、美しいこの地域では、崖の上に建つポストランチインや贅沢なベンタナイン&スパなど、ちょっと豪華な宿泊のオプションも見逃せません。

残念ながら、現在、ビッグサーが誇る美しい海岸線の一部は、この冬の暴風雨の影響により一時的に中断されています。 大雨で大地の自然の美しさが損なわれ、土砂崩れ、落ちた岩、橋梁の停止につながりました。そんな中、ありがたいことにこのエリアにある施設の大部分はオープンしています。土砂崩れのあった周辺は、修繕のため少なくとも1年は要する予定ですが、ファイファーキャニオン橋は、2017年9月下旬に再開する予定です。

一方で、このカリフォルニアのセントラルコーストの特別なエリアへは、北と南の両方向からアクセスすることが可能でこれまで同様に多くを体験することができます。ハイウェイ1号線をナビゲートする方法をチェックして閉鎖中のヒントを確認してください。迂回路を行けば、サリナスのナショナル・スタインベック・センターパソロブルスのぶどう畑で覆われた丘陵地帯を巡る楽しいひと時を過ごすことができます。あなただけのビッグサーの魅力を見つけてください。

 

How You Can Visit Big Sur During the Bridge Rebuild
George Oze/Alamy

ビッグサーを楽しむ方法(橋の再建期間中)

ビッグサーを楽しむ方法(橋の再建期間中)
橋が再建されるまでの間、一部通行止めとなっているハイウェイ1号線ですが、今までどおりセントラルコーストにある多くの名所を楽しむことができます。

手つかずの大自然の美しさが広がるビッグサーは、打ち寄せる波へと繋がる山々と、海からの霧に覆い隠された雄大なレッドウッドの森林が特に有名です。セントラルコーストのエリアは、この地に住む多くのアーティストにインスピレーションを与えてきました。それは、ハイウェイ1号線を通ってこのエリアを訪れる人々にとっても同様です。ここセントラルコーストのドライブは、世界一絶景が楽しめるドライブだと言えるでしょう。

2017年冬の度重なる嵐は、このエリアの美しい自然に大きなダメージを与えました。土砂崩れと落石によって、この場所を象徴する道路は、一部が通行禁止となってしまったのです。ビッグサーは、建設されてから85年になる優雅なビクスビー・ブリッジをはじめとするいくつもの象徴的な橋で知られています。しかし、新聞の一面を飾ったのは、ある峡谷にかかった無名の橋でした。『長さ約97.5メートルのファイファー・キャニオン・ブリッジ、山腹の浸食により支柱に損傷を受ける』。そして間もなく亀裂が入り、橋は崩れてしまいました。その後、5月に発生した土砂崩れによってハイウェイ1号線はその多くを土砂が埋め尽くし、未だ、最終的な再開日は未定となっています。

そのため現在ビッグサーは3つに分断されています。ここまでが大変に残念なニュースです。

さて、ここからは良いニュースです。橋の修復が完了し、また、土砂崩れの状況が改善されるまで、ハイウェイ1号線の全てをドライブすることはできませんが、通路復旧のため懸命に働いてくれた人々のおかげで、今ではビッグサーの多くの場所を訪ねられるようになりました。加えて、迂回路は本来のルートよりも30分ほど多く時間はかかるものの、その分、すばらしい景色、おいしいワイン、歴史ある名所など、通ってみる価値のあるルートです。ビッグサーの多くの店は営業を開始していますから、ぜひ訪ねてみてください。

北側からのルート

カーメルからビッグサーの中心地まで、モントレーカウンティ内のハイウェイ1号線では通行を再開しており、今すぐにでも、この昔ながらの車の旅を経験することができます。

ビッグサーの現在の折り返し地点、レンジャーステーションまでの約48.3キロメートルにわたる区間を走れば、ビッグサーの多くの名所を体験できるでしょう。カーメルのすぐ南にあるポイント・ロボス州立自然保護区では、花崗岩の海岸線に沿った道を行けば、眼下に広がる海を泳ぐゼニガタアザラシやラッコが見られるでしょう。ポイント・ロボスから、車でさらに10分ほど行くと、約3.2キロメートルにわたって海に面したガラパタ州立公園があります。その先にあるのが、かの有名なビクスビー・ブリッジです(北側からなら通行可能)。次に見えてくるのはポイント・サー灯台。1889年から今に至るまで、沿岸を航行する船乗りたちを導いてきた灯台で、その歴史を学ぶツアーが催行されています。

レンジャーステーションに近付いてくると、損壊した橋の北側では、ビッグサー・ロードハウスロッキーポイント・レストランファーンウッド・リゾート・バー&グリルといったレストランなど、多くの店が営業を再開しています。また、ここではさまざまな宿泊スタイルを選ぶことができます。グレン・オークス・ビッグサーリップルウッド・リゾートのキャビン、ビッグサー・リバー・イン&レストランの川面を望むスイート、そして、ビッグサー・キャンプグラウンド&キャビンではテントやRVでのキャンプが体験できます。

営業中の宿泊施設、レストランやショップの一覧は、こちらのブログをご覧ください。このブログは、モントレーカウンティ観光局が運営しており、営業している店や道路の状態に関する最新情報を知ることができます。

 道路閉鎖時にビッグサーの南部へ行くには、モントレー近くのハイウェイ68号線から、ハイウェイ101号線へつながる迂回路を行く必要があります。途中、サリナスのナショナル・スタインベック・センターサリナス・バレーのワインテイスティング、南端のパソロブルスのぶどう畑で覆われた丘陵地帯はおすすめスポットです。

 南側からのルート

ハースト・キャッスルへの分岐点を過ぎ、サンルイスオビスポ・カウンティのピエドラス・ブランカスに棲息するゾウアザラシを目にした後、ハイウェイ1号線はビッグサーの断崖に沿って曲がりくねった登り坂に入ります。マッド・クリークの主となる道路閉鎖により、ラグドポイント・インアンドリゾートの裏側、ハーストキャッスルの北約25キロメートルにあるビッグサー南部の主要拠点サーモン・クリーク以降のハイウェイが閉鎖されています。

ビッグサーの最南端を目指すならラグド・ポイントが完璧な目的地です。ここにある高さ約106.7メートルの断崖からは、北へと続く沿岸の壮大な景色を眺めることができ、ビッグサーの魅力を存分に味わえます。また、高低差約965.6メートルのラグド・ポイント・クリフサイド・トレイルを辿って離れた入り江まで歩いたり、断崖の上にある緑溢れるリゾートのガーデンを散策するのもいいでしょう。

ラグド・ポイント・レストランで楽しむカリフォルニアの旬を生かした料理(そして息を呑むほどのサンセット)、サンドイッチスタンドで食べるハンバーガーやホットドッグなど、あらゆる食事を堪能できます。さらにラグド・ポイントを満喫するには、バルコニーとガスの暖炉がある海の見える部屋での宿泊をおすすめします。

できるだけ多くビッグサーの魅力を見たいなら、このクラシックなハイウェイ1号線を最北端から最南端、さらに見どころいっぱいの迂回路をドライブしてください。

ビッグサーの南側を訪ねる旅に関するより詳細な情報は、サンルイスオビスポ・カウンティ観光局のホームページをご覧ください。

Post Ranch Inn
Kodiak Greenwood

ポスト ランチ イン

ポスト ランチ イン
究極の贅沢と自然の融合。ビッグサーの隠れ家で自然に癒される時を過ごしましょう

ポストランチインは、ビッグサーのエリアで最も豪華な宿泊施設の1つで、思わず息を呑むような素晴らしい建築は、断崖のロケーションに絶妙に溶け込み、ビッグサーで究極の体験を提供してくれます。このリゾートは、ハイウェイ1号線が道路閉鎖されている中、営業を再開し、これによって、ワンランク上の価値をホテルもたらしました。

2017年冬の大雨により、ホテルへのアクセスを含むハイウェイの一部が閉鎖されました。しかし、4月下旬、ポストランチインは、モントレーからヘリコプター・シャトルを開始しました(今後、パソロブレスとサンフランシスコへの拡張が予定されています)。ハイウェイ1号線のこの部分が再開されるまで、ヘリコプターは敷地内に唯一の道のりであるばかりでなく、牧歌的な景色を一望する素晴らしいアトラクションとなっています。

ポストランチインを見れば、ロマンチックな世界から最もクールなホテルバスルームに至るまで、常に雑誌のあらゆる評価にランクインしてくることがわかるでしょう。元農家と牧場であった敷地に1992年、オープンしたこのリゾートは、オーシャンビューのスイート、ツリーハウス、独立したクリフハウスを含む40の宿泊施設で構成されています。太平洋の大海原の絶景を眼下に海抜365メートルの断崖に位置し、すべてが洗練された(そして持続可能な造りの)この豪華リゾートは、レッドウッドのこだわりの細工、ガラスの壁、暖炉、そして、ステンレス製のバスタブなど、すべてが魅力的です。また、禅の雰囲気に加えて、テレビや目覚まし時計がなく、そこには、ゆったりとした特別な落ち着きがあり、年齢18歳以上の大人のために用意されたこだわりのリゾートです。

広々とした客室の料金には、ビュッフェの朝食から毎日のヨガクラス、ガイド付きハイキング、星空を見るツアーなど、様々な特典が含まれています。絶滅の危機に瀕しているスミスブルー・バタフライ、カリフォルニア赤脚カエル、カリフォルニアコンドルなど、リゾートのトレイルをハイキングしながら、ここに生息するユニークな生物たちとの出会いを楽しんでください。

また、ここは、モロベイのカキやモントレーの赤アワビを使った極上の料理を提供し、受賞歴を誇るレストラン、シエラ・マールがあることでも知られています。また、敷地内のスパの至福の体験をお忘れなく。近くのビーチから集めて温めたヒスイや、玄武岩や冷たい大理石を使用したビッグサー・ジェイドストーン・セラピーもおすすめです。

エスケープ・スルー・ザ・スカイパッケージは、シエラ・マールでのディナーや、"ネペンセ・レストラン"、"フェニックスショップ"、"ホーソンギャラリー"など、長年に渡り地元の人々に人気のスポットへ、高級車レスサス・ハイブリッドによる送迎が含まれ、2017年8月まで提供しています。(但し、7月20日までに予約が必要)

 

 

Kodiak Greenwood

ビッグサーの豪華宿泊施設

ビッグサーの豪華宿泊施設
見る者すべてを魅了する広大な眺めの中で、一夜を過ごしませんか?

大自然で有名なビッグサーだからといって、シンプルな宿泊施設だけとは限りません。実は、この地域は州内で最も豪華な宿泊施設を誇り、超高級客室、一流のスパ、各種設備、素晴らしいディナーを楽しめる場所などが勢ぞろいしています。ポストランチインでは、スイートやプライベートハウスが見事に断崖と調和し、特大のピクチャーウィンドウからは、さえぎるもののない海と空の眺めを堪能できます。(ベッドの中からホエールウォッチングを楽しみたい人に理想的。) 現在、道路が閉鎖されているため、ポストランチインの周辺を一時的に島の扱いとしているため、リゾートへは、モントレーからヘリコプターを使った特別なアクセスを提供しています。また、周辺を見て回る際にこの地に詳しい運転手が必要なお客様用の高級車や、ビッグサーの海岸を訪れるためのシャトルもあります。

ポストランチインでは、スイートやプライベートハウスが見事に断崖と調和

ハイウェイ1の反対(内陸)側には、レッドウッドの木陰に建つシャングリラ、ベンタナイン&スパがあり、日本式の露天風呂と広いデッキが涼やかな自然の雰囲気を創り出すスイートや、霧が立ち込める夜にいっそうの居心地の良さを提供する暖炉のある客室を予約することが可能です。また、このリゾートの最新のおすすめは、101日オープン予定のベンタナのキャンプ場でのグランピング。レッドウッドのキャノピーの下に家具付きテントをはることができます。地元農家から仕入れる四季に応じた食材を用いて作られたここでの食事もまた格別です。ここでもポストランチでも、宿泊をしなくても食事利用やスパトリートメントの予約が可能なため、贅沢をするために銀行強盗にならなくても大丈夫。

Alexa Miller

ジュリア・ファイファー・バーンズ州立公園

ジュリア・ファイファー・バーンズ州立公園
滝の水がビーチに流れ落ちる様子を楽しめます

特大ごほうび付きの短距離ハイキングはいかが? ジュリア・ファイファー・バーンズ州立公園での往復1キロメートルのウォータフォール・オーバールックトレイルは、世界で最も手軽に絶景を楽しめるハイキングです。ほぼ平坦な道の終点には、公園の名前の由来になったビッグサーの女性開拓者、ジュリア・ファイファー・バーンズのお気に入りの場所、海に面する完璧なマックウェイ滝の眺めが待ち受けています。ジュリアさんは、きっと趣味の良い女性だったに違いありません。高さ約24メートルの花こう岩の断崖から入り江の砂浜に流れ落ちています(観光客の立ち入りが禁止されているため、砂の上には足あとも全くついていません)。

もう少し先まで足を延ばすなら、老樹齢のレッドウッドと海岸沿いのシャパラルの中を通りながら起伏のある3キロメートルを周る、近くのイウォルドセン・トレイルがお勧めです。高さ488メートルに向かう道のりは、ため息の出るような絶景が延々と続きます。

Alex Farnum

ビクスビー橋

ビクスビー橋
国内で最も人気の高い橋を渡りましょう

ビッグサー沿岸の被写体としてはおそらく最も数多くインスタグラムに撮られているであろう、ビッグサー版のゴールデンゲートにようこそ。それもそのはず。素晴らしい眺めを堪能するには、沢山もうけられている待避所に車を停めてみましょう。特に、日没時の橋の南端がお勧めです。注:現在、道路閉鎖のため、北部からはビクスビーまでしか行くことができません。

200,000ドル強の費用をかけ、1932年に完成したコンクリート製のこの橋は、ビクスビークリークによって削られた険しいキャニオンの上、79メートルの高さに架かり、この種類の橋の中では世界で最も高いものの中に数えられています。キャニオンの急斜面と崩れそうな崖を見れば、橋を架ける工事が容易でなかったことは一目瞭然です。初めに、へアピンカーブに満ちた狭い一方通行の道を通ってトラックで資材を運び、巨大な木製の骨組みを築かなくてはなりませんでした。45,000袋という気の遠くなるような数のセメントが骨組みに引き上げられましたが、これは重機で重いものを持ち上げることができるようになる前のことです。ひとつひとつの袋は、複数のプラットフォームによるシステムと川の上91メートルの高さに張られたケーブルの吊り紐を介して運ばれました。皮肉にも、道路より先に橋が完成してしまい、その後、カーメルからセントルイスオビスポへのルートが開通するまでにさらに5年を要しました。

Kodiak Greenwood

エサレン

エサレン
この伝説的な隠れ家で、自分だけのくつろぎを見つけませんか?

注:現在、道路閉鎖による影響がエサレン研究所にも及んでいます。ウェブサイト再開の状況とアクセス方法を含む最新情報を確認してください。

ビッグサーの自由奔放な精神の証拠を突き止めるには、エサレン研究所に勝る場所はありません。400を超えるワークショップが、このセンターで毎年開かれています。そのトピックは、作詞、カップル用コミュニケーションや、シャーマンの宇宙論など、個人的なものから社会変革的なものまで多岐にわたります。

たくさんありすぎて迷ってしまいますか? ワークショップを予約しなくても、個人的な隠れ家として滞在することができます。11ヘクタールの美しい敷地内は自由に散策できるほか、マッサージを予約したり、施設内にある断崖絶壁に作られた温泉でゆったりと過ごしたり、庭園内で育てられた食材を用いたお食事も楽しめます。宿泊客でない場合でも、温かいお湯につかることができます(要予約)。ただし、非宿泊客用の時間帯は午前1時~3時のみのため、ちょっと夜更かしが必要です。水着はなくても構いません。

Thomas H. Story/ Sunset Publishing

ネペンセ

ネペンセ
ワールドクラスのアート(そして同等の景色)を鑑賞したいなら

カモメでもない限り、ここに勝るビッグサーの眺めを楽しむことはできません。それ故、この崖上に建つレストランは、正真正銘の外せないスポットです。地元の人々も、元のオーナーによって1949年に創り出されたこの極上のリラックス感につられてやってきます(現在も、オーナーの家族によって経営されています)。もちろんこの景色を見るのが目的です。パティオの座席や、フランク・ロイド・ライトの弟子により、師匠の建築スタイルを示唆して環境一体化するよう設計された本館内から一歩入った場所から眺めるのがお勧めです。

ビッグサーのビートニクやヒッピー時代は、ネペンセにも息づいています。お洒落なバーや炉のたき火を囲んで屋外でくつろぎながら、ケルアックのような名前や「あの時は・・・」で始まるストーリーに耳を傾けてみましょう。しかもビッグサーのスタイルをちょっとしたお土産で持ち帰ることもできます: ネペンセのギフトショップ、フェニックスでは、手作りのジュエリー、陶器から、ドラムサークルにぴったりの楽器まで取り扱っています。

注:2017年初頭の豪雨のため、象徴的なハイウェイ1号線の一部は、ネペンセへの道も含め現在閉鎖されています。しかし、ビッグサーの豪華リゾート、ポストランチインではこの夏の新たなパッケージも計画中です。詳細については、ポストランチインのウェブサイトをご確認ください。

Limekiln Falls by Carson/Flickr

ライムキルン州立公園

ライムキルン州立公園
歴史的な窯の見学とビーチへのハイキング

ライムキルン(石灰窯)というその名前の通り、ライムキルン州立公園は、かつて石灰窯操業で栄えた場所のため、少し歩けば4つの石灰窯跡を見て回ることができます。文化史により、1880年代終わりごろ、どのようにして近隣の傾斜地から天然の石灰石を採石し、巨大な鉄窯および石窯へと投入していたかが説明されています。伐採されたレッドウッドを燃料にした窯の火の高温により抽出される純粋な石灰が、モントレー北部で用いられた建築用セメントの重要な材料となりました。

石灰石とレッドウッドを使い果たしてしまった窯の持ち主は窯を閉鎖しました。森はゆっくりと回復し、現在私たちが目にしているこの公園のレッドウッドは、2代目として心地よい木陰の避暑地をこの場所に作り出しています(興味深い歴史を持つ1代目のレッドウッドもきっと同じだったにちがいありません)。ライムキルン滝へのハイキングを楽しんだり、公園内にある砂浜へと気軽に出けてみましょう。この地域には28か所のキャンプ場もあります。

注:ライムキルン州立公園は、ビッグサーエリアの道路閉鎖の影響を受けています。公園のウェブサイトでアクセスに関する最新情報を確認してください。

 

Pfeiffer Big Sur State Park courtesy of CTTC

ファイファー・ビッグサー州立公園

ファイファー・ビッグサー州立公園
レッドウッドの森を抜けてビッグサー川までハイキングに出かけよう

注:ファイファー・ビッグサー州立公園は、限定された場所のみオープンしており、キャンプ場は先着順で利用できます。詳細については、公園のウェブサイトをチェックしてください。

ビッグサー海岸沿いは、カリフォルニアのコーストレッドウッド自生地の南端です。公園の宝ともいえるこの場所は、レッドウッドの深い木影*と大聖堂のごとく荘厳な美しさを体験できる素晴らしいスポットです。この公園のルーツは、自作農場にあります: ジョン・ファイファーは、約65ヘクタールのこの地(彼の1884年キャビンのこと、元来、ビッグサー川の渓谷はるか上部に位置していたものを、公園の渓谷トレイル沿いに再築したもの)に定住しました。1930年代、ファイファーの土地はこの美しい公園の最初の一角となりました。

小規模ながらも魅力的なトレイルが、405ヘクタールの保護地内に広がっていますが、現在、このエリアの多くのトレイルは、火災や洪水のために閉鎖されています。ファイファー・ビッグサー州立公園のウェブサイト、またはFacebookページで、最新のトレイルの状況を確認してください。

公園内にある気取らない雰囲気のビッグサーロッジに宿泊したり、川岸にあるキャンプ場を予約して長めに滞在するのがお勧めです(夏のピーク時は特にすぐに予約でいっぱいになってしまうため、余裕のある計画を立てましょう)。

Terry Way

ヘンリー・ミラー記念図書館

ヘンリー・ミラー記念図書館
文化の中心地で、ある文豪について学びましょう

注:現在、道路閉鎖のため、ビッグサーのヘンリー・ミラー記念図書館は閉鎖されていますが、カーメルのバーンヤードにあるヘンリー・ミラー図書館はオープンしています。

ビッグサーの文化と精神の中心地であるヘンリー・ミラー記念図書館は、1944年から1962年までビッグサーに居を構え、この地を「何も起こらない場所」と表現した有名なアメリカ人ライターに敬意を表して建てられ、その名前が付けられました。冬には、ここで本(世の中に大きな影響を与えたミラーの代表作『北回帰線』などを含む)を物色しながらコーヒーも楽しめるくつろぎの場所となります。しかし、5月から10月にかけては、海岸沿いの居心地のいいこのキャビン内外で開かれるライブパフォーマンスや、年に1度のビッグサー国際短編映画上映シリーズなどの特別イベントにより、カレンダーの予定がびっしりと詰まっています。そして、図書館に隣接する緑豊かなレッドウッドの林では、300名のラッキーな聴衆を前に、バンド・オブ・ホーセズやレッド・ホット・チリ・ペッパーズなどの有名アーティストを招いた小規模なライブ音楽パフォーマンスが開かれます。

Thomas H. Story/ Sunset Publishing

ビッグサーのレストラン

ビッグサーのレストラン
食べて、飲んで、景色を楽しむ

ビッグサーで最も愛されたビッグサー・ベーカリー&レストランを含むいくつかのレストランは、道路閉鎖のため現在アクセスできませんが、周辺エリアには、地元の人々お気に入りのレストランがオープンしています。

ハイウェイ1号線の南端にある最後のアクセスポイントは「ビッグサーへの入り口」と呼ばれるラゲッドポイントです。現在の道路閉鎖のために、ここから北へ移動することはできませんが、ラゲッドポイントインのサンドイッチスタンドで軽食を楽しんだり、日替わりメニューから旬の食材を使った絶品をチョイスできるグルメレストランでロマンティックなサンセットディナーを楽しんだり。心ゆくまで素敵な時間を過ごしてください。

北側では、グレンオーク・ビッグサーのビッグサー・ロードハウスへ行ってみましょう。地元の食材と香辛料をふんだんに使ったケイジャンスタイルの料理(採れたてのシーフードを使ったガンボ料理を思い浮かべてください)がおすすめです。このロードハウスのデザインは、リサイクルの木材を使った家具、現代アート、そしてレッドウッドに囲まれた屋外のテーブルなど、その料理と同じくらい徹底したこだわりが感じられます。

注:下記のレストランは、現在閉鎖されたエリアにあるため、ポストランチインへのヘリコプターのみからアクセス可能です。

世界有数の眺めとともに特製の「アンブロージア(美味しい)ハンバーガー」を楽しむなら、広々としたデッキから太平洋を望み、ビール片手にフライドポテトをつまみながら日が暮れるまでのんびりできるネペンセに行きましょう。お洒落をして出かける夜(ビッグサーでいうお洒落とは、いわゆる見苦しくない格好のこと。ビーチサンダルはやめましょう)には、ポストランチインのレストラン、シエラマー(奮発して9コースのビッグサー・テイスティングメニューをオーダーしてみませんか)の予約がお勧めです。また、地元産の食材を用いて作るアメリカ料理に力を入れているベンタナイン&スパの素朴なロッジ風のレストランでくつろぐのも良いでしょう。

 

Trip 5〜7日間 10 stops

クラシックなハイウェイ 1号線

カリフォルニアの心と魂をたどる旅

カリフォルニアでも特に日照率の高いサンディエゴから旅を始めましょう。ここは日差しだけでなく、雰囲気も明るい街。中心部にあるホートンプラザでのショッピングや、ペトコ・パークでの野球観戦をお楽しみください。サンディエゴ動物園では、ジャイアントパンダも見ることができます。次に、リトルイタリー、ノースパーク、サウスパーク、イーストビレッジなど、サンディエゴの個性的な近隣エリアを探索しましょう。徒歩でも観光しやすいこれらの街は、サンディエゴのグルメブーム、先進的なアートシーン、クラフトビールブームの中心地となっています。食べ歩きは、バルボアパークの北東側に隣接するノースパークからスタート。...

世界に名の知られたサンフランシスコで旅を終えましょう。別名「ザ・シティ・バイ・ザ・ベイ(湾の隣に広がる都市)」と呼ばれるサンフランシスコ。この街では、車はどこかに置き、歩いて、または自転車で、あるいはいろいろな公共交通機関を使って、あちこち回るのが一番です。自転車をこいでゴールデンゲートブリッジを往復したら、その後は、かつての軍事基地で今は公園となっている緑濃いプレシディオ地区を探訪。さらにゴールデンゲートパークに入り、とびきりのミュージアムを見学。隠れた魅力のスポット、ストウレイクでボートに乗るのも一興です。エンバーカデロ地区からフィッシャーマンズワーフにかけては海沿いの平坦なコース...

Ted Drake/Flickr

ビッグ・サー周辺のカリフォルニアコンドル

ビッグ・サー周辺のカリフォルニアコンドル
一度は絶滅しかけた北米最大の鳥が再び空を舞う

両翼を広げると自分の車と同じくらいの大きさ(Miniに乗っている人は、自分の車よりもっと大きいということになりますが)にもなる鳥がいるなんて想像できるでしょうか。もしもこの鳥が手厚い保護を受けていなければ、その姿は世界からすっかりと消えてなくなっていたことでしょう。両翼の端から端までの長さ3メートルにもなる翼を広げ、空中に大きな円を描いて飛ぶこの巨大なカリフォルニアコンドルは、幸運にも絶滅の危機を逃れることができました。1980年代後半、野生のコンドルは、わずか25~30羽しか生き残っていませんでした。

ベンタナ野生生物保護協会、サンディエゴ動物園、ロサンゼルス動物園やその他の団体が繁殖を増やすための多大な努力に踏み切ったおかげで、危機に瀕したこの鳥はゆっくり時間をかけて自然界に戻ってきました。現在、300羽近くがカリフォルニア、アリゾナおよびメキシコの大空高く舞います。そして彼らの姿を見つけるのに最適なスポットが、このビックサーにあります。数珠つなぎに停車する車の窓から人々が首を伸ばして空を指さしていたり、さらに双眼鏡やスポッティングスコープを立てて観察している人々を見かけたら、そのエリアに1~2羽のコンドルが飛んでいるかもしれません。そんなときは、路肩に車を止めてぜひ見てみましょう。一生に一度のチャンスかもしれません。(将来もっとたくさんのチャンスが訪れることを願っていますが。)