Spotlight: ハースト・キャッスル
Kodiak Greenwood

Central California

Spotlight: ハースト・キャッスル

16
February
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カリフォルニアにはいくつもの大邸宅があります。映画スターやハイテク企業の実力者たちが、大豪邸を建て、ウイング、プール、ヨガスタジオなどを次々と増築しています。しかし、一般の大邸宅でも、ハースト・キャッスルに勝るものはありません。カリフォルニア初の女性建築家、ジュリア・モーガンによる豪華な設計を誇るこの建物は、出版業界の実力者、ウィリアム・ランドルフ・ハーストが個人宅として贅の限りを尽くし、1947年に完成させた複合建築です。165の部屋、51ヘクタールの敷地に造られたテラス付きガーデン、噴水、プールを備え、そして何よりも太陽の光が降り注ぐ広大なセントラルコーストの眺めを堪能できる城は、現在、カリフォルニアで最も人気のある州立公園内にあり、必見スポットになっています。

 

 

キャッスル
Kodiak Greenwood

キャッスル

キャッスル
出版業界の実力者、ウィリアム・ランドルフ・ハーストの豪邸を見て回りましょう。

油断していると迷子になってしまうかもしれません。ウィリアム・ランドルフ・ハーストも、きっと迷子になったはずです。165室の部屋数は、本館の上にハーストが「ラ・クエスタ・エンカンガーダ」(スペイン語で「魅力的な丘」の意)と呼んだ場所があり、その広大さと満ち溢れる豪華さに、つい迷い込んでしまいそうになります。城内の散策や、彼の日用品と並んでハーストが所有していた高価で貴重な品々やアンティークを見て回るなら、グランドルームツアーへの参加がお勧めです。数10年前、天井の高いソーシャルルームに集まり、当時の映画スターやその他のゲストがカクテルを片手に会話を楽しんだように、ウォールナット材のパネルや16世紀のタペストリーを見上げてみてはいかがですか。目線を下に移せば、ポーカーテーブルや何気ないジグソーパズルなども目に入ります。次は、ダイニングルームです。大きな窓が高くそびえ、シルクの垂れ幕に、銀の燭台が輝く中に、マスタードやケチャップが用意されています。

それぞれ邸宅の異なる部分にフォーカスした3種類のガイド付きツアーが毎日実施されています。ツアーの後は、敷地内の見学とベンチに座って眺めるカリフォルニアならではの海と陸の景色を楽しむこともお忘れなく。

ハースト・キャッスルの庭園
CTTC

ハースト・キャッスルの庭園

ハースト・キャッスルの庭園
秘密の隠れ家と光り輝く景色を求めて

赤紫が鮮やかなブーゲンビリアの東屋や、甘い香りのヒヤシンス、ウェディングブーケほどもある大きなシャクナゲなど、贅沢なハースト・キャッスルの庭園を散策すれば、その色と香り、どこを見ても美しく調和した様子に大いに五感の刺激になるでしょう。たとえ雑草のつると藤の区別がつかないほどガーデニングが苦手でも、ウィリアム・ランドルフ・ハーストが構想を練り、建築家、ジュリアン・モーガンが設計した51ヘクタールにおよぶこの庭園やテラスの散策を楽しめば、その素晴らしさがきっと分かるはずです。オレンジ色のカリフォルニアポピー(州の花)、香りのよいスタージャスミンなど、ここにはいつも花が咲き、あちこちに記念撮影にぴったりの場所が見つかります。ハーストに招かれ、庭園の人目につかない場所でたびたび誰かと密会していたハリウッド黄金期の有名な映画スターの様子など、ガイドの人が質問に答えてくれますので、ぜひ庭園の秘密を聞き出してみましょう。

ハースト・キャッスルのゲスト用コテージ
CTTC

ハースト・キャッスルのゲスト用コテージ

ハースト・キャッスルのゲスト用コテージ
映画スターたちが泊まったゲストルームを見学

カーサデルモンテ、カーサデルマーなどのコテージは、その名前だけをとっても州内で最も魅力的なゲストハウスと言えるでしょう。実は、この2つのコテージは、本館が建設中に、ハーストの住居として使用されていました。ハーストと長年のパートナーであった女優のマリオン・デイビスがカーサグランデに移った後は、この2つの「コテージ」は、ゲスト用住居として利用され、クラーク・ケーブルとキャロル・ロンバードを含むハリウッドの有名人やウィンストン・チャーチルなどの世界的指導者や文学界の巨匠、バーナード・ショーなどの著名人が数多く訪れました。ツアーでは、コテージの豪華なインテリアを特別に見学することもできます: カーサデルモンテの天井には、22金の金箔を張った手描きの装飾が施され、赤いタイル屋根のカーサデルマー(「海の家」の意)は、後にハースト愛用の自宅となりました。

日中のツアーに加え、カーサデルモンテは特別な夜間のツアーにも含まれています。1930年代のファッションをまとったガイドの姿から、ハースト・キャッスル全盛期の様子をより深く感じ取ることができます。

ハーストランチ・ワイナリー
Chris Leschinsky

ハーストランチ・ワイナリー

ハーストランチ・ワイナリー
ハーストランチ・ワイナリーのテイスティングルームでヴィンテージワインを試飲

もし、ウィリアム・ランドルフ・ハーストが生きていれば、きっと彼もその味を認めたことでしょう。磨き上げられた木目の上品なインテリアが目を惹くハーストランチ・ワイナリーのテイスティングルームは、1852年にサンシメオンに建てられた雑貨店内にあり、贅沢ながらもゆったりと、高級感を楽しみながらくつろげる空間となっています。ハイウェイ1を隔てた丘の上に登り、キャッスルを見学したあとは、フレンドリーなこの場所でリラックス。カベルネソーヴィニヨン、遅摘みのジンファンデル、スペインのテンプラニーニョ、シャルドネなどを含む種類豊富なワインの中から、お気に入りを選ぶことができます。

ハースト・キャッスルのプール
Kodiak Greenwood

ハースト・キャッスルのプール

ハースト・キャッスルのプール
屋内外にある豪華なプールでローマとギリシャの気分を体験しましょう。

ハースト・キャッスル内の2つのプールは、邸宅そのもの同様にとても豪華な作りになっています。全長32メートル、オイル式温水システムが使われている屋外のネプチューンプールには、この水の楽園を見守るネプチューンとネレイドの大理石像が配置され、古代ローマ、ギリシャ時代を彷彿とさせます。

2つ目のプールは、屋外プールより小さめのローマ式屋内プールで、コバルトブルーとゴールドスマルトや、ガラスタイルによる贅沢できめ細かな装飾が施され、退廃的なローマ式バスの外観を擁しています。見上げると、天井からドーム型に広がり、そこには満天の星空を表す緻密なモザイクが見えます。イタリア人彫刻家、カルロ・フレター作のギリシャとローマの神々、女神、英雄たちをかたどる8体の大理石像がプールの周りをとり囲んでいます。

ハースト・キャッスルで、夏を満喫するにも、くつろいだホリデーを過ごすにもお勧めの場所。

旅の計画は、ハースト・キャッスルでの特別なイベントに参加できるように立てましょう。ブログやツイートで紹介したくなるような内容が盛りだくさんです。年間を通じて毎日実施されているツアーも素晴らしいですが、これらの大人気のイベントも、また格別です。そのため旅行日程が決まったらすぐに予約を取るか、素晴らしいこのイベントに合わせて特別な旅の日程を組みましょう。...

ハースト・キャッスルの特別イベント
Hearst Castle
Spotlight: ビッグサー
Kodiak Greenwood

Spotlight: ビッグサー

Art and nature merge on this rugged coast, one of California’s most spectacular settings

世界有数の海岸線へようこそ。一生の思い出に残る景色が待っています。カーメルバイザシーからハーストキャッスルまでの間の約144キロメートルにわたるドライブコースは、深い霧に包まれるウォーターフロントとセコイアスギの森林に挟まれて進みます。ヘンリー・ミラーや、ビートニクを代表するジャック・...

ピエドラス・ブランカスのライトステーション
Chris Leschinsky

ピエドラス・ブランカスのライトステーション

ピエドラス・ブランカスのライトステーション
歴史的な灯台を見学し、巨大アザラシを見てみましよう

高さ21メートルのライトステーションの見学ツアーは、その歴史だけでなく、大きな吠え声を響かせ、ソファーほども大きさがあるゾウアザラシを見るためにも、ハイウェイ1の周辺で寄り道をする価値が十分にあります。

ごつごつとした岩の細長い陸地の上に1874年に建設され、沖に面した白い岩を意味する名前が付けられた灯台の周りには、1906年に1ドルで売られ、個人宅として改装されるためにカンブリア近くに移されたビクトリア朝の家と、かつては別の建物もありました。ウィリアム・ランドルフ・ハーストは、9.6キロメートル南に離れた土地に城の建設計画を立てるにあたり、この質素な灯台を見逃しませんでした。彼は、3軒所有していたゲストコテージの1つ、カーサデルモンテのリビングルーム入口上部にこの灯台をあしらったクレストを掲げています。

灯台のツアーは、年間を通じて行われています。詳細はウェブサイトをご確認ください。次なる目的地は、海岸沿いを南へ向かって約3キロメートル進んだ場所です。耳を頼りに正しい場所に向かいましょう。ピエドラス・ブランカスは、およそ17,000頭(決してタイプミスではありません!)ものゾウアザラシの繁殖地となっています。アザラシ類で世界第2の大きさを誇るキタゾウアザラシは、オスの長い鼻がその名前の由来です。成長したオスは、全長5メートル、体重2,268キログラムにもなり、春の繁殖期になると鼻を膨らませて大きな轟き声をあげます。タイタンの戦いさながらに波頭の中で繰り広げられるオス同士の争いは、かなり迫力があります。