Harriot Manley/Sunset Publishing

Central California

Spotlight: サンタバーバラ

赤いかわら屋根をつたうブーゲンビリア、潮風と混ざり合う鳥のさえずり、地平線上の島とクジラの潮吹き。サンタバーバラの魅力は至る所に満ちあふれています。これ以上理想的なリゾート地はありません。

サンタバーバラにお忍びで頻繁に訪れたり、引っ越してくる映画スターが多数いるのがその証拠です。オプラ、ブラッド、エレンなど、ファーストネームだけで分かるようなセレブがここに邸宅を持っていて、その多くは海沿いの街モンテシートにひっそり佇んでいます。それもそのはず。サンタバーバラには、その愛称「アメリカのリビエラ」にふさわしい、伝説的な旧世界の美しさがあるのです。

一方、サンタバーバラには新しいエネルギーも台頭し、緑豊かな道にデザイナーブティックが並び、フード&ワインシーンは活気にあふれ、ウォーターフロントはヨット、カヤック、スタンドアップ・パドルボードでいっぱいです。セントラルコーストの海に面した地中海様式の素敵な街サンタバーバラに来て、その魅力をぜひ体験してみてください。

Laura Flippen

ステートストリート

ステートストリート
曲がりくねった遊歩道を通ってお店、噴水、レストランへ

サンタバーバラでは、ステートストリートといえばショッピング。誘惑に負けたくなければ歩く前に目隠しをしたほうがよいでしょう。いざショッピングを楽しもうという方は、ラ・クンブレプラザのティファニーなど高級店が並ぶ、ステートストリートの北端からスタートしましょう。次はラ・アルカーダです。噴水や植木鉢で飾られた曲がりくねった遊歩道を歩き、「ああ、あれ本当に欲しいなあ…」などとあれこれ思いながら、のんびりとブティックのウィンドウショッピングを楽しみましょう。

地元で人気のザ・フレンチプレスでエスプレッソを飲んで元気をつけたら、さらに南に進むと、パセオヌエボがあります。噴水の水音が響きわたる緑豊かなこのショッピングセンターには、50以上の店舗があります。さらに先にあるビクトリアコートには、魅力的で多彩な独立店舗や一流レストランがあります。締めくくりには、ブルータバーン(ペルー風カリフォルニア料理)、オーリオ(薪の火で焼いた極上のピザを素朴でシックな店内で)、*ブション(最高級レストラン)がおすすめです。

SPECIAL FEATURE
内なるファッショニスタを目覚めさせる場所

カリフォルニアでは、ショッピングは一種のアート。完璧なカクテルドレスをお求めでも、本格的なメキシコのピニャータをお探しでも、ここでは必ず見つかります。新鮮な野菜や果物を購入したいなら、ファーマーズマーケットへ。素敵な陶器のボウルを見つけたいなら、州に点在する数多くのアートコミュニティの一つを訪れてみてください。単に靴のバーゲンが目当てですか?...

South Coast Plaza
Kodiak Greenwood

イーストビーチとスターンズワーフ

イーストビーチとスターンズワーフ
歴史あるサンタバーバラのウォーターフロントを散策

スターンズワーフは、サンタバーバラで最も人気のある観光スポットであるだけでなく、漁師がその日とれた魚をすぐ近くの港で水揚げしているため、本当に新鮮なシーフードが味わえます。本格的なフィッシュ&チップスはぜひ注文しましょう。1872年に造られた歴史ある埠頭から出ている桟橋で美しい景色を楽しんだら、多数あるお店で子供にお気に入りのアクセサリーやおみやげを選ばせましょう。

地元の人に混じって自転車をレンタルし、有名な浜辺をサイクリングしたり、桟橋の基点にある象徴的なイルカの像の前でポーズして自撮りしてみましょう。ここはスタンドアップ・パドルボードに挑戦するのにも最適で、さまざまな店でボードをレンタルできます。サンタバーバラ・アドベンチャーカンパニーでは、レンタルの他、ガイド付きカヤックツアーも提供しています。イーストビーチは、砂が柔らかくて心地よく、波も穏やかで家族連れに最適です。アート好きにも人気で、日曜日には地元のアーティストが自身の作品を展示・販売しています。

Laura Flippen

ファンクゾーン

ファンクゾーン
テイスティングルームと食べ物で人気の先鋭的なスポット

ハイウェイ101号線とイーストビーチに挟まれた細長い倉庫地区が、都会的なワインテイスティングルーム、アーティストのスタジオ、サーフボードメーカー、自由奔放でクールなザ・ラークなどのレストランが集まる街となりました。

テイスティングはAVAサンタバーバラ・ヴィントナーズから。サンタバーバラ郡の異なる地域のブドウから造られた10種類以上のハウスワインがテイスティングできます。ビーチに向かって東に進みながらテイスティングをしていき、ミュニシパル・ワインメーカーズの淡いピンク色のロゼで締めくくったら、1ブロック歩いて砂のビーチで波に足を濡らしてみましょう。ワインをすすったりグラスを回したりするのを一休みするなら、ファンクゾーンのギャラリーとスタジオを回ってみましょう。また、メイソンストリートの壁画はAMASS(Artists Making A Street Scene)による継続的なプロジェクトの一環で、頻繁に変わります。一日の終わりには本場カリフォルニアスタイルで、スターンズワーフの先端から夕日を眺めましょう。全長701メートルのこの美しい木製の埠頭は、1872年にさかのぼります。ここからは、自分と、空を旋回するカモメ、ほえるアシカ、海辺にそびえる山々を背景にきらめく街の明かりだけの世界が広がります。

1月〜2月

「アメリカのリビエラ」で開催される、きらびやかなイベント。セントラルコーストのこの美しい都市に、大物俳優、監督、プロデューサーなどの映画業界関係者が集合します。活気あふれるこの映画祭は11日間にわたって開催され、インディペンデント映画、外国映画、先鋭的な新作を含む、200作品以上の映画が上映されます。サンタバーバラ国際映画祭は年に一回開催され、アカデミー賞候補作品や業界の最優秀作品が「...

サンタバーバラ国際映画祭
sbclick/Flickr
Santa Barbara Mission

ミッション・サンタバーバラ

ミッション・サンタバーバラ
Lovely Gardens, Art & Architecture

1786年にスペインのフランシスコ会修道士によって設立され「伝道所の女王」という愛称を持つ旧ミッション・サンタバーバラは、街の高台に立ち、その前にはピクニックがしたくなるような広大で美しい芝生が広がっています。外光派の画家が建物の前にイーゼルを立てて、ミッションの優雅な塔を描こうとするのもうなずけます。先住民チュマシュ族にとって重要な植物が集められているミッションの美しい庭園をじっくり散策し、歴史ある墓地を訪れてみましょう。ただし、静かに鑑賞するのを忘れずに。ミッションは現在でも活動を続けており、フランシスコ会修道士が駐在しています。

ミッションについて詳しく知りたい方は、ガイド付きツアーに参加すれば、ミッションの美術や建築について学べます。布教時代(1769~1834年)に植えられていた植物を再現しているウエルタ歴史的庭園を訪れるツアーもあります。この庭園内の植物は他の伝道所にあったものを集めたもので、無性生殖的な増殖、接ぎ木、または挿し木や種によって植えられています。

Laura Flippen

サンタバーバラの豪華リゾート

サンタバーバラの豪華リゾート
セントラルコーストのこの地帯には、旅行雑誌に載るような有名リゾートやスパが多数並んでいます。

息をのむような素晴らしい環境で、贅沢なひと時を楽しみたいという方にとって、多彩なラグジュアリー体験ができ大満足できるサンタバーバラはぴったりです。のんびりできるラグジュアリースタイルのサンタバーバラにある宿泊施設は、丘の上の宿から、隠れ家のようなバンガロー、海辺の素敵なホテルまで、多彩な施設が揃っています。

ひな壇式庭園があり太平洋が一望できるベルモンド・エルエンカントはおすすめです。街に近い丘の上にあり、目立ったり見せびらかしたりしない自分だけの特別な場所のような気分になれ、純粋なリラクゼーションとため息の出るような環境が満喫できます。クラシックなバンガローのクローゼットにあるふわふわのローブをはおってプールに浸かりに行ったり、敷地内のスパでトリートメントを受けたりしてみましょう。

モンテシート丘陵に抱かれたサンイシドロ・ランチでは、自然の美しさと最高水準のラグジュアリーとロマンティックさが融合しています。この美しい隠れ家のようなホテルは、過去に多くの著名人が泊まっていることで有名です。ビビアン・リーとローレンス・オリビエ卿が結婚式を挙げ、ジョン・F・ケネディ(当時は上院議員)と美しい花嫁ジャッキーが新婚旅行に最適な滞在先として選んだのもこのホテルです。

フォーシーズンズリゾート・ザ・ビルトモアは、海辺から貝殻を投げれば届く距離にある、究極の五つ星サービスを提供するホテルです。お抱え運転手付きのベントレーで乗り付けてブランチを食べに来るのがごく普通な場所ですが、この豪華ホテルはセレブを見たり自分もセレブから見られたりすることが多そうです。海沿いの立地で敷地内にテニスコートがあり、近くのゴルフコースも利用できます。通りの向かいにある閑静なバタフライビーチで、コーラルカジノ・ビーチ&カバナクラブを利用することもできます。

Laura Flippen

サンタバーバラのファーマーズマーケット

サンタバーバラのファーマーズマーケット
毎週開かれる魅力いっぱいのマーケットで地元を満喫

降り注ぐ太陽、温暖な気候、十分な雨に恵まれたセントラルコーストのこの地帯は、一年中、新鮮な野菜や果物が豊富で、その多くは有機農法で栽培されています。地産地消やスローフード運動が盛んで、シェフは半径160キロメートル以内で主に食材を調達します。この地域ではファーマーズマーケットが月曜日を除く毎日開催されます。どれも行く価値がありますが、代表的なものは火曜日午後のファーマーズマーケットで、ダウンタウンのステートストリートが、食べ物、音楽、そして洗練された人々があふれる究極の人気スポットに変身します。白い上着を着たシェフが先を争って、今晩の料理で地元産のとれたてのシーバスやギンダラに香りを添える新鮮なハーブの大きな束を買い求めます。子供たちは試食のみずみずしい桃を渡してくれる農家の人に「ありがとう」と言い、ギターをかき鳴らすフォークシンガーに聴衆が群がります。本当にこれほど「カリフォルニアらしい」風景はありません。

火曜日に行けなければ、ラ・クンブレプラザ(水)、カーピンテリア(木)、モンテシート(金)、ダウンタウン(土)、カミノレアル・マーケットプレース(日)に行ってみましょう。一風変わった外見で、中の果肉が乳白色のため「カスタードアップル」の愛称を持つチェリモヤなど、今まで食べたことのないものに、この機会にぜひトライしてみてください。アボカドやナスから、イチジク、フェンネル、メロン、カボチャ、梨、柿まで、食と人々が集まるファーマーズマーケットでの一日は、心に残るものとなるでしょう。

Laura Flippen

サンタイネス・ワインカントリー

サンタイネス・ワインカントリー
霧、太陽、ピノであふれる有名なワイン産地をめぐる

サンタバーバラのすぐ北にあるサンタイネスバレーは、全米でも有数の多様なブドウ産地です。太平洋に近い地域は夕暮れ時に霧と冷気が流れてきて、シャルドネ種とピノノワール種のブドウに理想的な気候です。48キロメートル内陸に入ったハッピーキャニオンはよく晴れて気温が高く、カベルネフラン種やメルロー種などの赤ワイン用品種に最適です。

景色も美しく、なだらかな丘にブドウの木がどこまでも広がり、老齢のオークの木が地平線まで続いています。優れたワインと景色を持つこの地域が、2004年に予期せず大ヒットした映画「サイドウェイ」で主役に抜擢されたのは当然のことでしょう。ブエルトン、ロスアラモス、ロスオリボスに多数ある映画のロケ地を自分で回ってみましょう。映画を覚えていなくても、どれも訪れる価値のある場所です。

おすすめのスポットとしては、サンタマリアにあるサンストーンワイナリーにまず行くのがよいでしょう。涼しいワインカーヴがあり、持続可能な方法でブドウが栽培され、石灰岩で造られた素晴らしいシャトーで宿泊もできるようになっています。もう一つ、知っておくと便利な情報として、サンタイネスバレー・ワインカントリー協会からパスを購入すると、加盟している15のブティックワイナリーでテイスティングが割引になります。

この地域をめぐる異色のツアーをしてみたいという方は、クラウドクライマーズ・ジープツアーを予約しましょう。ガイドの案内で四輪駆動のジープで山道を走ってさまざまなワイナリーをめぐる、ピクニックランチ付きのツアーです。

Laura Flippen

サンタバーバラ・パブリックマーケット

サンタバーバラ・パブリックマーケット
地元の食材、グルメ料理、美味しい食べ物が集まるダウンタウンのマーケット

美味しい食べ物が集まる素敵なサンタバーバラ・パブリックマーケット。地元の農場と手作りの食材を重視して持続可能な方法で作られたさまざまな手作り食品が試食できます。カウンターカルチャーで世界のチーズを探したら、甘いもので締めくくりを。エンジョイ・カップケーキでは、オラレベリーとレモンのムースフィリング入りバニラケーキなどのミニカップケーキが楽しめます。

ダウンタウン中心部のアルマ・デル・プエブロ多用途開発事業の一環であるこのマーケットの建物は、LEED認証を受けており、料理教室やワイン生産者主催夕食会が開催される調理設備もあります。クレイジーグッドブレッドの焼きたて田舎風パン、エンプティーボウル・ヌードルバーの手作りの餃子などタイや台湾に触発された料理、サンタモニカシーフードの水揚げされたばかりの魚もおすすめです。

Doug Mangum

Spotlight: チャネル諸島国立公園

Remote Beauty, ocean sanctuary

南カリフォルニア沖合に浮かぶ5つの島で構成された島 ここを訪れる手段は船(ベンチュラかオックスナードから定期便が出ています)または小型飛行機。島内ではハイキングブーツを履いて歩くか、カヤックが交通手段です。この島に固有種の動植物が多数生息していることから、「北米のガラパゴス」とも呼ばれており...

Trip 5〜7日間 10 stops

クラシックなハイウェイ 1号線

カリフォルニアの心と魂をたどる旅

カリフォルニアでも特に日照率の高いサンディエゴから旅を始めましょう。ここは日差しだけでなく、雰囲気も明るい街。中心部にあるホートンプラザでのショッピングや、ペトコ・パークでの野球観戦をお楽しみください。サンディエゴ動物園では、ジャイアントパンダも見ることができます。次に、リトルイタリー、ノースパーク、サウスパーク、イーストビレッジなど、サンディエゴの個性的な近隣エリアを探索しましょう。徒歩でも観光しやすいこれらの街は、サンディエゴのグルメブーム、先進的なアートシーン、クラフトビールブームの中心地となっています。食べ歩きは、バルボアパークの北東側に隣接するノースパークからスタート。...

世界に名の知られたサンフランシスコで旅を終えましょう。別名「ザ・シティ・バイ・ザ・ベイ(湾の隣に広がる都市)」と呼ばれるサンフランシスコ。この街では、車はどこかに置き、歩いて、または自転車で、あるいはいろいろな公共交通機関を使って、あちこち回るのが一番です。自転車をこいでゴールデンゲートブリッジを往復したら、その後は、かつての軍事基地で今は公園となっている緑濃いプレシディオ地区を探訪。さらにゴールデンゲートパークに入り、とびきりのミュージアムを見学。隠れた魅力のスポット、ストウレイクでボートに乗るのも一興です。エンバーカデロ地区からフィッシャーマンズワーフにかけては海沿いの平坦なコース...